文化・芸術

花の画家 ルドゥーテ

Dscf7040bijyutukann_222_2

Dscf7044hana222_2

美術館にて。 心穏やかな日々でなくても 季節はしっかり流れてた。

フランスの 宮廷画家 植物画の巨匠 ルドゥーテ。 マリーアントワネットのお抱え画家となり、革命後は ナポレオン 一世の后妃ジョセフィーヌの下で活躍した。ゴージャス極まる時代にあって実に削ぎ落とされた材料で 精緻な描写は 芸術性豊かな画家の一面の他 学者のような鋭い 観察眼に基づいているように思う。

この機会に 「ヴァージンスーサイズ」が衝撃的 「ロストイン・トランスレーション」で孤独に磨きがかかった ソフィア ・コッポラ監督の「マリーアントワネット」を鑑賞。賛否両論の批評の中  ガーリー カルチャー大好きなおばさん的には 非常に満腹感のあるファッション雑誌を読破した感じである。SATCも好きだし。(笑)

マリーアントワネットといえば 「贅沢。 お菓子を食べればいいじゃない。」であるが 子どもを授かってからのプチ・トリアノン宮殿での田舎暮らしは 印象が薄い。贅沢も頂点に達すれば自然からの癒しに勝るものは無しという事なのだろうか・・・いつも思う事だけど 神様が作ったであろう植物や生物をじっと見つめ続けると ちょっとした異空間にトリップする。王妃が このルドゥーテの描く清楚な花の姿を愛し止まなかったと思うと ティーンエイジャーで 異国の地へ単身やって来なければならなかった少女の姿を せつなく思う。

コッポラ監督新作の「SAMEWHERE」も自叙伝的なストーリーらしい。前作に変わって傑作との声も高い・・楽しみである。

Fa4e0bbdc269b9ec1480c43d32873de3

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

秋の休日

Epsn0622taitoru  古きよきアメリカがやってきた                       Epsn0623bijyutukan
ついこの間まで「今日も暑い!」が呪文のように繰り返されていたのにすっかり秋らしくなった。どんなに温暖化が進んでもその悪条件の中 木々や植物たちは生きるという事に懸命だ。その間なにもせずにぼやいていた いつも根拠なく 上から目線の私たち人間が 結果 紅葉が通常より美しかったり 果物が甘かったりの恩恵をいただける。
遠慮なくいただきます・・・。の私たちは 自身が思うよりずっとラッキーの連続で今日ここに存在している。先祖が何とかたすきを渡してくれたラッキー。何とか生まれることの出来たラッキー。この歳まで生きているラッキー。その上宝くじに当たりたいなんて思ってはいけない。(笑)
こだくさん家族の娯楽は出来るだけお金のかからない事をベースにしかもできるだけ豊かにというラッキーに対してのせめてもの感謝も込めたい。
昔から 美術館のひんやりとした空気が大好きな私は 隙間が空こうものなら「じゃ・・美術館でも行く?」と提案するのだが まだチビすけのトンキチ。チンペイ。カンタからはブーイングが入る。残念ながらあきらめる事もある。けれど今回開催されていた「ノーマン・ロックウェル」は観ていて楽しくなるような絵だから大丈夫とふんで出かけてみた。
近くにある美術館はとても素敵な美術館で 緑に囲まれた場所にある。
今なら仕分け作業で経費を削られかねない外観ではあるが それ以上のものを紡ぐ事に本来の意味があるのだ。
Epsn0626aka 秋らしく葉や実が 色づいて・・・

ブーイング小僧たちも根はまだまだ純粋。会館内では鮮やかな色彩と光と影に引き込まれているようだった。
古きよきアメリカがそこかしこに広がる。今回は私と同世代のロックウェルに触発された写真家ケヴィン・リヴォーリとの併設展示という試みでそれもまた非常に解かりやすかった。
アメリカの人々のごく普通の生活の一場面でありながら 卓越した描写力によってどれもが ドラマチックに感じられ テレビっコの子供たちは「何でこのコは泣いてるの?」「このおじさんは偉い人なの?」とワクワク感が増殖しているようだった。
Epsn0625fuka 秋を感じるこどもたち・・              Epsn0627mori
元気があった頃のアメリカ。ここ数年はその正義の歴史を振り返り苦悩し続けるアメリカ。
でもその単純かつ素直なお国柄は多くの要素を引き込んで 日本には生まれ得ないエンターテーメントを送り出してくれた。
ノーベル平和賞の件で中国がクローズアップされる昨今。
相対する思想がどこかで手を取り合うような世界になればと心から願う。

| | コメント (6) | トラックバック (0)