« 顔 | トップページ | 20183月&4月 映画生活ミニミニMEMO »

2018 1月&2月 映画生活ミニミニMEMO

早いもので2018年も半分が過ぎ去ろうとしている。

毎日余裕なく暮らしている。 良い事よりは 正直面倒な事や心配事が多い。大雑把で楽天的な私でさえこうなのだから 繊細といわれる類の人は意外に強いのだと思う。

でなきゃこんな生き難い世の中で本当に本当に純粋繊細分子で生きている人はいないはずだ。

なにかに逃げたり 忘れたり ごまかしたり お茶を濁したりして 命からがら前に進んでゆこうではありませんか。笑

sun     sun     sun

 

たかが世界の終わり  85点

640

book若手作家のルイは自分がもうすぐ死ぬことを知らせるため、長らく疎遠にしていた母や兄夫婦、妹が暮らす故郷へ帰ってくる。しかし家族と他愛のない会話を交わすうちに、告白するタイミングを失ってしまい……。

(o^-^o)若き天才と言われ続けているドランも監督としては中堅だ。デヴューから変わらず本作も 日常の中の漣や機微を うまーく織り成してゆく。変わらない客観的な大人の目線。いつも心のどこかに痛みを伴う・・そうドランは誰もが持つエゴや共感してほしいという欲求を最後まで喜びも悲しみさえも個人のものなのだよ。と諭すのだ。今回舞台のようなシュチェーションの中で緊迫感を存分に堪能した。

sun   sun   sun

セールスマン  80点

160

bookある日、引っ越したばかりの自宅で夫が不在中に、妻が何者かに襲われる。事件が表ざたになることを嫌がり、警察へ通報しようとしない妻に業を煮やした夫は、独自に犯人を探し始めるが……。劇中で描かれる演劇と夫による犯人探し、そして夫婦の感情のズレを絡めながら、思いがけない方向へと転がっていく物語を描く。

(o^-^o)今回もイヤーな雰囲気を感じながらストーリーは続く・・「彼女が消えた浜辺」のようなカラーはあるものの あれほどのショックはなかったかな・・ ある一定の水準を保ちつつ裏切られる事はないのだけど 次回作へ期待。しかし・・人間って心根までがはんこうで押したように一致する事ってないのでしょうか・・


sun   sun    sun

ありがとうトニ・デルトマン     85点

640_3

book陽気で悪ふざけが大好きなドイツ人男性ヴィンフリートは、ルーマニアで暮らす娘イネスとの関係に悩んでいた。コンサルタント会社で働くイネスは、たまに会っても仕事の電話ばかりしていて、ろくに会話もできないのだ。そこでヴィンフリートは、ブカレストまでイネスに会いに行くことに。イネスはヴィンフリートの突然の訪問に戸惑いながらも何とか数日間一緒に過ごし、ヴィンフリートはドイツへ帰っていく。ところが、今度は「トニ・エルドマン」という別人のふりをしたヴィンフリートがイネスの前に現われて……。

(◎´∀`)ノなんとまあ・・かわいいトニデルトマン・・妖精だね。父と娘。。家族といえども別の人間・・ましてや離れて暮らし子供が大人になってしまっているんだから・・同じテーブルに面と向かってすわることすら難しい。身に染みます。笑・・親は何の見返りも押し付けもないのだけれど・・ ただただ心配なヴィンフリート・・笑いながら泣けるいい作品。

cloud   cloud   cloud

怪物はささやく   75点

160_2

book裏窓から教会の墓地が見える家で難病の母と暮らしている少年コナー。ある晩、彼の前に怪物が現われ、これから3つの「真実の物語」を語ること、そして4つ目の物語をコナー自身が語るよう告げる。しかもその内容は、コナーが隠している「真実」でなければならないという。嫌がるコナーをよそに、怪物は夜ごと現われては物語を語りはじめる。

ヽ(´▽`)/第一に美しい作品。そして子供が可愛くて可愛くて・・彼の話すであろう第4のストーリーは序盤で予想されたが・・王道の童話世界。

rain   rain    rain

パッション  75点

36153

book紀元前1世紀のエルサレム。十二使徒の1人であるユダ(ルカ・リオネッロ)の裏切りによって大司祭カイアファ(マッティア・スブラージア)の兵に捕らえられたイエス(ジム・カヴィーゼル)は、救世主を主張する冒涜者として拷問され始める。

(*^-^)敬愛するみなあんさんが 聖書の解釈として挙げられていた作品。発表当時はセンセーショナルで失神するお客がいたとか・・ 壮大でありお金の掛かった作品である事は観てのとおり・・信者でない私のようなものでも受難の本当の意味を知らされた感じである。作品のスケールよりも イエスの深い深い器の大きさを知るとこんな私でさえ許されそうな気がしてきた。それにしても痛くて可哀想で・・・壮絶である。(拙くて・・申し訳ない)

sun   sun    sun

三度目の殺人  80点

160_3

book勝つことにこだわる弁護士・重盛は、殺人の前科がある男・三隅の弁護を仕方なく担当することに。解雇された工場の社長を殺害して死体に火をつけた容疑で起訴されている三隅は犯行を自供しており、このままだと死刑は免れない。しかし三隅の動機はいまいち釈然とせず、重盛は面会を重ねるたびに、本当に彼が殺したのか確信が持てなくなっていく。

(゚▽゚*)是枝監督、パルムドールおめでとう!緊張感のある法廷劇。脚本の出来が良かったのか最後まで飽きずに緊張感を持ちつつ観る事ができた。役所広司が淡々として気味悪く印象に残る。是枝作品のある種難解な部分が徐々に薄まり大衆へ間口が広がった作品。さて本当に三角は二度目の殺人を犯したのか・・この結末は観る人のとり方によって異なる。このラストが斬新だ。真相は藪の中・・ 十字架を思わせる道に立つ重盛。下人のゆくえは誰も知らず・・・

cloud   cloud   cloud  

夜空はいつでも最高密度の青色だ 75点

160_4

book看護師をしながら夜はガールズバーで働く美香は、言葉にできない不安や孤独を抱えつつ毎日をやり過ごしている。一方、工事現場で日雇いの仕事をしている慎二は、常に死の気配を感じながらも希望を求めてひたむきに生きていた。排他的な東京での生活にそれぞれ居心地の悪さを感じていた2人は、ある日偶然出会い、心を通わせていく。

(゚ー゚)石井裕也監督・・お笑いなしの青春モノ。 「舟を編む」以降の作品にしては原点回帰のようなイメージで私的には好感を持つ。まだまだ若い監督を知れた様な気持ちに・・主演 美香には原田美枝子氏のお子様。一見歳をとっているのか若いのか分からない女優。

pisces   pisces    pisces

散歩する侵略者  80点

160_5

book数日にわたって行方がわからなくなっていた夫・真治が、まるで別人のように優しくなって帰ってきたことに戸惑う妻・鳴海。それ以来、真治は毎日どこかへ散歩に出かけるようになる。同じ頃、町で一家惨殺事件が発生し、不可解な現象が続発。取材を進めるジャーナリストの桜井は、ある事実に気づく。不穏な空気が町中を覆う中、鳴海は真治から「地球を侵略しに来た」という衝撃的な告白を受ける。

(*^-^)個人的には面白く観る事ができた。 出来はどうだろう・・ ファーストカット・・むむ・・黒沢監督らしい いや、、監督史上最上級の派手さである。ラストに向けてどんどんと静に文学的になってゆく感じが意外といえば意外かもしれないが・・私は嫌いではなかった。人は矛盾の中でいきている。想定外の連続が数珠繋ぎになっているのが人生である。

moon1    moon1     moon1

仕事が例年になく忙しい・・辞めたい辞めたいといって辞めていません。笑

季節の変わり目・・皆様お体に気をつけてください。

|

« 顔 | トップページ | 20183月&4月 映画生活ミニミニMEMO »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

「パッション」、お忙しいのに観てくれてありがとう!
監督がカトリックなので、私にとっては「むむむ」なエピソードもあるけれど、何といっても「十字架に架かるとはどういうことか」を教えてくれて、「それは何の為か」を考えさせてくれる作品でした。
それに数々の映画でキリストが描かれているけれど、この作品のイエス様が一番好きですね~。

いつも国内外の色々な作品を観られていて、とても参考になります。
でもいわゆる「面倒くさそうな人」が描かれているものも結構りますよね?(笑)
やっぱり人間が好きで、優しいかたなんだと確信します。
職場の問題女性の件も、冷たいと思える好奇心の中に、芯の部分で心配しているのでは?
最近聞いた自分と相手を癒すキーワードなんですけど、「ありがとう」「ごめんね」「大丈夫?」の三つ。
これを口に出さなくてもいいので、心の中で言うようにしてはいかがでしょう。
「理解も賛同も手助けも出来ないけど、心配はしているよ」って感じですかね。
まず自分が楽になると思うし、それが同僚のかたへ波及するといいんですけどね~。
私も今、夫の身内(心の病あり)から夫の代わりに搾取攻撃を受けていますが、その人の為にも祈ります。
でもやっぱり、もうすぐ崩壊しそうなその人の人生を、冷たく観察し続ける自分も、残念ながらいますね。
まあ「天知る・地知る・己知る」なので、お互いに心に悪い芽を植えて刈り取りに四苦八苦しないように注意しましょうね!

投稿: みなあん | 2018年6月10日 (日) 17時25分

みなあん姉さま
レス 本当に遅くなりすみません。
みなあん姉の言葉ですごく楽になりました。
解決にはならないけど一度嘘偽りない気持ちを吐露したことで モヤモヤは薄れました。
そしてみなあん姉の言葉 本当に救われました。
この歳になると人生の後半戦…自分、そのまわりにも色々なことが起こりますね。
今日も義父の付き添いで朝から病院なんですが ひさびさゆっくり話を聞いて 80を過ぎても色んなことにとらわれていることが分かりました。
主に病院の医療ミスを確信し分析している。夜息が止まっていよいよあの世に行けると思ったら生き返った体験。
熱く語る妄想の世界でさえままならないわけです。
私は仕事より数段楽しく聞いてますが…
きっと死ぬまで人は雑念と戦うんですよね。ww
パッション、これ以上ないくらい イエスはでかくて男前でした。(不謹慎な言い方ですが)
他人をこころから思うには 私は死ぬまで完結できないとは思いますが 愛のある人ではいたいと思うのです。
大変だけど。
東京は暑さが 日々増しているようですね。
ご自愛下さいね❤

投稿: 森おばさん | 2018年6月26日 (火) 09時45分

「3度目の殺人」
これも機内でみました。 13時間のフライト中で4本位見るかなぁ。
久しぶりの日本の映画。ミニメモ大活用! ありがとう!

投稿: アメリカ在住の親友 | 2018年7月 2日 (月) 17時37分

アメリカ在住の親友さま
おう。日本語忘れそうだから どっぷり邦画に浸ってゆくのかな・・笑
是枝監督は カンヌでパルムドールを受賞したのはやっぱりそちらでもニュースになったのかな?
私が渡米した時は確かダイハードを日本で封切る前に機内で観ることができました。
なん年前だ?もう、そちらには行けないかもなあ・・・

投稿: 森おばさん | 2018年7月12日 (木) 18時30分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1386686/73567723

この記事へのトラックバック一覧です: 2018 1月&2月 映画生活ミニミニMEMO:

« 顔 | トップページ | 20183月&4月 映画生活ミニミニMEMO »