« 2016年2月 | トップページ | 2016年4月 »

2016年3月

ことばの速さ 

14586557422811458655364127

暖かさに早咲きの桜が花開いていました。春ですね。




年齢的にももしかしたら そんな事を考える時間が増えることは必然かもしれない。

ついこの間 仲良く笑いあっていた友人が亡くなったということにショックをうけていたのに その死からすでに数年が過ぎている。

父が亡くなり、母の記憶から私が薄れ、自分自身が少しずつ希薄になっていくように感じてしまうような時がある。

いつどうなるか、という言葉がリアル思えると 私に もしもの事があったら 知らせてほしい人のリストは残しておかなくちゃ・・といつも決意する。

そしてその遂行は いつも途中でとぎれる。

なにせ私の死を知らせる友人たちは皆、電話(しかも家電。)か手紙でやり取りしていて、住所を書くのがまた手書きであったりして面倒だからだ。

その上 死人なりに

いや、知らせたらかえって気を使うかも・・いや、後で知ったら気を悪くするかも・・なんてことまで考えたり・・さらに面倒で・・・ 

(死んでいるのだから気にする事ないっちゅうの。笑)

ただ ひとつだけ 最低限、と決めている。それ位が私にとっては ちょうどいい気がしている。



ある日、仕事先の自分の娘と同じ位の女の子の体調が心配になり手紙をかいた。

ただ気持ちのなすがままあまり何も考えずに書いたのだけど、後にこれは 的外れだと おりにつけ 友人の間で笑いの種になる。

まず、その子が私が思うよりずっとタフで鼻で笑われた事、 そして この「手紙。」というモノの意味合いが重いというか かなり親密な間柄にしか成立しないモノらしいことが私には分からなかった。

「はいはい、これからは良く考えますよ。(笑) 二度と書きません。」ということを学習したわけだ。


長女の時にはメール位だった伝達ツールも 末息子にいたっては ママ友とのやりとりもラインが主流である。たしかに早くて、 センテンスが短ければ短いほど今風らしい。便利でリズム感はあるけど・・ラッパーじゃないっての(笑)

風を舞う 言の葉にしては 余韻はない。

言葉に宿る言霊にしては森羅万象が成り立つなんて・・思えない。

やはり私にとっては伝達ツールの一つに過ぎない。


あえて申す。 私と私の大切な友人を結ぶものはいつも手書きの言葉一つ一つなのである。

近況も 子供の成長の話も 面白い本の話も 仕事の悩みも お礼状も、

そして二十年来文通をしてる大切な友人との間では このタイムラグがいいね。って言い合ってるくらいなんだ。

笑って下さい。良い物は良いといわずに 歳をとって生きる意味はない。

今だって拙いなりに言葉を選び 手書きで書いている気持ちの私である。

おそらく もしもの時を知らせるヒトリスト(未完)もね。

 



1458655380838

1458655439393

春を探します。 小さく香り。 ティアドロップのダイヤ。


  

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2016 2月 映画生活MEMO

別れの季節が通りゆき・・

雛人形を片付けながら 春の訪れを感じました。

皆様、お元気ですか? 今年はこの暖かさのせいで記録的な花粉とPM2.5にみまわれているそうな・・

震災からまもなく五年・・いつもこの数日は様々な事が頭を駆け巡ります。

福島は 今も原発関連のニュースが流れない日はありません。

movie   movie   movie




この国の空   2015邦  監督 荒井 晴彦  80点   

Main_large

book終戦も近い昭和20年。東京・杉並の住宅に母と暮らす19歳の里子は、度重なる空襲におびえながらも、健気に生活していた。隣家には妻子を疎開させた銀行 支店長の市毛が暮らしており、里子は彼の身の回りの世話をしている。日に日に戦況が悪化し、自分は男性と結ばれることのないまま死ぬのだろうかという不安 を覚えた里子は、次第に女として目覚めていくが……。

(゚ー゚) 悲惨な戦時中も人々の生活は当たり前の日常を求めながら続いていたのだ。あまりに理不尽な現実を突きつけられると自分の置かれた状況でさえリアルに感じられない。それと同時に欲望を肌身で感じてしまうのかもしれない。一番華やかであろうはずの里子の青春。女としての夢や希望が、もしかしたら叶わないかもしれない・・という焦りは現代の女性だって感じるはずである。市毛の事を愛しているのかと聞かれれば定かではない。そんな不確かさでさえ 唯一無二に思える一筋の光。 日本語、美しいですね。


sun  sun  sun




あの日のように抱きしめて  2014独  監督 クリスティアン・ベッツオルト  80点

Main_large_2

book1945年、ベルリン。ネリーは強制収容所から奇跡的に生き残ったものの顔に大きな傷を負い、再生手術を受ける。過去を取り戻すために夫ジョニーを探し出 そうと奔走するネリーは、ついにジョニーと再会を果たす。しかし、ジョニーは顔の変わった彼女が自分の妻ネリーであることに気づかないばかりか、収容所で 亡くなった妻になりすまして遺産をせしめようと彼女に持ちかける。

(゚▽゚*)終始物悲しいお話だ。「この国の空」と同様 戦争時におきたある男と女の小さなお話である。いくら整形したからといえ、連れ添った妻を分からないなんてそんな事あるか!と突っ込みたくなるけど・・もしそうだとしたらこんなに悲しい事はない。いや、この時点で愛はなかったのだと普通理解するべきだ。それでも妻はただ真実を確かめたくて夫の言うとおりにする。いつ気が付くか いつ気が付くかと期待したけれど・・それは ラストまでなかった。ネリーは護身用の銃を持っている。この銃はどう使うのかな?

cloud  cloud  cloud




ザ・レッスン 女教師の返済 2014ブルガリア 監督クリスティナ・クロゼヴァ 85点

Original

bookとある小学校の教室で生徒のお金が盗まれた。担任を受け持つ真面目な女性教師は犯人に名乗り出るよう求めるが、誰も出てこない。そんな中、彼女の夫が借金をしていたことが判明し、期日までに返済しないと家を手放さなければならない状況に追い込まれてしまう。

ヽ(´▽`)/真面目で誇り高い女教師・・倹しく堅実に生きていてもこんな事は起こりうることである。だからこそドキドキする一体感がある。 彼女の落度なんて初めからないのだから・・(笑)これぞリアルだ。罪なき彼女はお金のためふんそうする。僅かンコインを拾い集め、汗だくになって走りまくり、げすな男に罵倒され、少しのユーモアを交えながら物語は続く・・そしてラスト・・秀作です!ブルガリアから新星が誕生!

heart04  heart04  heart04

マイ・インターン 2015米  監督ナンシー・マイヤーズ  70点

Main_large_3

bookニューヨークに拠点を置く人気ファッションサイトのCEOを務めるジュールスは、仕事と家庭を両立させながら誰もが羨むような人生を歩んでいた。ところが ある日、彼女に人生最大の試練が訪れる。そんな折、会社の福祉事業で雇われたシニアインターンのベンが、ジュールスのアシスタントに就く。ジュールスは人 生の大先輩であるベンから様々な助言をもらい、次第に心を通わせていく。

(o^-^o)きっと、映画ってこうあるべきなんだ。と、思うものの出てくる人がみんなチャーミングで善人というところがファンタジーだなあ・・と思う。(笑)アン・ハサウェイの顔は 全国的に好かれ顔だし、デニーロに至ってはナイスガイというよりない・・こんなおじさんいます?(笑)でも人生において必要な物が幕の打弁当のようにてんこ盛りなのも事実。いちいちそうだよな、そうだよなと説得力があるところもちょっと窮屈かなと感じました。

fuji   fuji   fuji




ナイト・クローラー  2015米 監督ダン・ギルロイ  70点

Nc_main_large

book偶然通りかかった事故現場で報道スクープ専門の映像パパラッチの存在を知り、自分もやってみようと思い立つ。早速ビデオカメラを手に入れたルイスは、警察 無線を傍受して事件や事故の現場に猛スピードで駆けつけ、悲惨な映像を次々と撮影していく。過激な映像で高額な報酬を得るようになったルイスは、さらなる スクープ映像を求めて行動をエスカレートさせていき、ついに一線を越えてしまう。

o(*^▽^*)oサイコパス、だの ダークヒーローだの前評判が凄かったから楽しみにしていたのだ。 むむ、ルーは変わり者だけど真面目だぞ・・(笑)ちょっとやりすぎではあるけれど、会社だって作るし・・社員教育にも余念がありません。ギレンホールの顔だけで充分楽しめるけど、後半盛り上がるにつれ乗れない私が・・ ラスト、パート2でもいくんですかね。(笑)

punch   punch   punch




真夜中のゆりかご  2014 デンマーク  監督スサンネ・ビア 80点

Main_large_4

book美しい妻と乳児の息子とともに、幸せな生活を送っていた敏腕刑事のアンドレアス。ある日、通報を受けて駆けつけた一室で、薬物依存の男女による衝撃的な育 児放棄の現場に遭遇する。夫婦交代で真夜中に夜泣きする息子を寝付かせる愛に満ちた日々を過ごすアンドレアスだったが、ある朝、思いもよらない悲劇が彼を 襲う。

ψ(`∇´)ψさすがスサンネ・ビア! 前回とはタッチこそ違えど サスペンス要素を取り込みながら今回も社会問題をぎゅっと詰め込んでる。ま、いくつかそれは出来ないナーと思うところはありますが・・少しずつ追い込まれてゆくアンドレアス・・でも、愛深い彼が わが子を置き去りにする冒頭シーンより悲惨な世界なんてないはずなのだ・・いつも少しだけ光の見えるラスト・・柔らかい気持ちになりました。

tennis   tennis   tennis

今月ナンバーワンは・・・ 「あの日のように・・・」でしょうか・・「ザ・レッスン・・」もなかなか面白かった。

最近、いわゆる映画大国以外の国から若い監督がいきなりよい作品をぶち込んできます。

映画ファンとしてはますます眼が離せなくなりそうです・・・

Kimg1431hina

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2016年2月 | トップページ | 2016年4月 »