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2014 11月 映画生活MEMO

師走に入り ますます 冬めいて参りました。

朝、夕は寒さが厳しく 日の入りまもなく 夜が深くなります。

ああ・・今年もあと ひとつき。

忙しい毎日を 少しでも 大切に過ごしたいものですね。

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かしこい狗は吠えずに笑う   2013邦  監督 渡部亮平     80点

 

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bookブルドッグのような顔であることから、周囲からさげすまれながら学校生活を送っている女子高生の熊田美沙。ひょんなことから彼女は、チ ワワのような愛くるしい顔立ちをねたまれている清瀬イズミと交流するようになる。お互いにルックスが原因となって寂しい思いをしてきたこと を理解し合い、固い絆と友情を育んでいく美沙とイズミ。そんな二人に、思いも寄らない出来事が起きてしまう。       

wink予期せぬ展開に少し苦笑したけれど 荒いようで計算された若い感性に拍手。とても面白かった。何せこのタイトル・・私的にはどうしたって観たい衝動にかられる。(笑) あえてインディーズくささを残し、ややカルト的な演出寄りながら 立派にエンターティメント作品として楽しめた。あくまでも 好みですが作品の前半 後半に橋渡しとなる仕掛けがあったほうが良かったような・・・

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そこのみにて光かがやく  2014邦  監督 呉 美保     90点

 

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book仕事を辞めブラブラと過ごしていた達夫は、粗暴だが人懐こい青年・拓児とパチンコ屋で知り合う。ついて来るよう案内された先には、取り残されたよ うに存在する一軒のバラックで、寝たきりの父、その世話に追われる母、水商売で一家を支える千夏がいた。世間からさげすまれたその場所で、ひとり光輝く千 夏に達夫はひかれていく。しかしそんな時、事件が起こり……。

happy01素晴らしかった。  背景も 起こる出来事もこの上なく過酷 底がないような暗闇でありながら・・一筋の光だけは くっきりと感じる事ができた。色々あるけど 信じるこの光があれば 何とか生きていけると思えた。人として生まれて 何が一番尊いのかを感じる事ができた。劇中、千夏が 普通の勤めをしていたが 普通の人付き合いが解からなかった・・と達夫に話すシーン・・ぐっときました。よく解からない事なんて山ほど抱えているのが人ってものだと思っていたから・・女神のような千夏、そして達夫もまたそこらにいる男とは違う気がした。今のところ本年度邦画一位!である。

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渇き           2014邦  監督 中島 哲也          70点

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book元刑事の藤島のもとに、ある日別れた妻から、娘の加奈子の行方がわからなくなったと連絡が入る。家族を失った原因について顧 みずに、理想の家族像を手に入れようと思い描き、なりふり構わず娘の行方を追う藤島。娘の交友関係を洗ううちに、成績優秀で学校の人気者だったはずの加奈 子のとんでもない側面が露わになっていく……。

confident良くも悪くも非常に消耗する作品であった。出てくる人が皆騒がしかった。その騒がしさと対極に事件の原因になった加奈子の 裏切りは非常に稚拙であるように感じた。ミュージックビデオを見ているようなテンポの良さとデザイン的なキッチュさは尖っていたけど 疲れた。

clover  clover  clover




ぼくたちの家族   2014邦   監督 石井 裕也          90点

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bookごく平凡な一家の母・玲子は物忘れがひどくなり、病院で検査を受けると、末期の脳腫瘍で余命1週間と宣告される。玲子は家族がバラバラになることを恐れな がらも認知症のようになり、家族にひた隠しにしてきた本音を吐露。突然訪れた事態に父は取り乱し、社会人の長男は言葉をなくし、大学生の次男は平静を装お うとする。残された男3人はさまざまな問題と向き合いながら、最後の「悪あがき」を決意する。

weep石井監督・・凄いなあ。作品を重ねるごとに深く成熟してゆく気がする。どこにでもある家族のほんの一週間の話であるが 他人事とは思えずしょっぱなから心揺さぶられる。泣きどおしである。一週間で見事なまでに成長を果たした男 三人であるが 現実はもっとじれったく生々しくぶっ壊れているのが普通である。 そこが唯一 映画だなあ・・と感じるところであり 救いでもある。観る人の立場でそれぞれ感情移入するキャラクターが違うわけだが、この家族にとっては ようやく問題の入り口に立ったに過ぎない。でも、お母さんは充分幸せです。ほんと。

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グランド・ブタペスト・ホテル  2014邦  監督ウェス・アンダーソン   80点

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book 1932年、品格が漂うグランド・ブダペスト・ホテルを仕切る名コンシェルジュのグスタヴ・Hは、究極のおもてなしを信条に大勢の 顧客たちをもてなしていた。しかし、常連客のマダムDが殺されたことでばく大な遺産争いに巻き込まれてしまう。グスタヴは信頼 するベルボーイのゼロと一緒にホテルの威信を維持すべく、ヨーロッパ中を駆け巡り……。  

happy01いつ観ても どこで観ても ウェス・アンダーソンは楽しい。前作よりさらに 分厚くなった大切な絵本・・ 好きなのだから何も物申す事がない。もっと もっと楽しませてもらいたい。それにしても豪華な出演人・・役者に愛される監督なのでしょうね・・                 

  

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おじいちゃんの里帰り  2014邦   監督ヤセミン・サムデレリ    80点

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book トルコからドイツに移り住み、一生懸命働きながら一家を支えてきたフセインも今や70代。彼は一見平凡そうに映る大家族の中で 孫たちに囲まれて平穏な日々を送っていたが、息子や孫たちはそれぞれ悩みを抱えていた。ある日、フセインは、今度の休暇には全員で故郷トルコに買った家を 訪れようと提案するが……。

happy01トルコという国を詳しく知らない私としてはとても興味深い本作であった。アイデンティティの物語と鎖のように繋がる家族の歴史の物語である。家族はそれぞれに問題を抱えているが フセインと妻が懸命に働いた人生が土台にあるからこそ、その問題も生まれているのである。良い事でもそうでない事でも必然なのである。ヒト一人の人生は突然に終わりになろうともまた物語りは始まるんだなあ・・と改めて感じた。

 

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ジェイコブズ・ラダー    1990米 監督エイドリアン・ライン        80点

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bookニューヨークの郵便局員であるジェイコブは最近夢と現実の区別がつかなくなるほど奇妙な出来事に遭遇していた。疾走する地下鉄に乗る得体の知れない人々。 掛かりつけの医者の死亡。自分を轢き殺そうとした車に乗る異様な人物。そしてベトナムの悪夢や幻覚までもが見え始め……。そんな時、ベトナム時代の戦友か ら電話がかかってくる……。

happy01この映画公開されて・・二十年以上たつのか・・当時二十代半ばだった私は カルト映画的なものも良く観ていた。若かったのね。(笑)エイドリアン・ライン監督の映画はどれも有名になったけれど本作が私的には一番 印象に残っている。改めて見直すとなかなかしつこいつくりではないか・・(笑)何度も戻ってはストーリーが書き換わって・・ラストでは走馬灯のような時間だった事がわかる。しつこい割には潔いではないか。ベトナム戦争批判に大きく傾いてはいないものの・・年月が流れても 変わらぬ昨今が訝しい。    

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アリナミンを摂取しても効き目があがりません・・

やっぱり歳ですね・・

皆さん、お体に気をつけて下さいね。    

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