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2014 10月 映画生活MEMO

最近 私の愛車の頭が白くなってきました。連れ添って19年近く・・

いよいよ塗装がはがれてきたらしいです。

私自身 白髪が気になる頻度が増し、 「おお、戦友よ。」という気持ちでいっぱいです。

車や装飾品を とても大切に扱う人がいるけど 私自身はそれ程ではありません。(汗)

ただ気に入ったモノを直し、直し 長く使うので もはや 魂が宿っているような感覚で あちこち修復できない所が出てくると悲しい・・

愚痴も言わず まじリスペクトっす。(これ使ってみたかったのです。笑)

それに比べ 時代の流れで仕方なく使っている携帯。まだ関係も築けてないのに早くもバッテリー切れらしい・・

これは罠だ。 きっと。coldsweats02

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汚れなき祈り     2012ルーマニア、ベルギー他 監督 クリスティアン・ムンジウ

              70点

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bookドイツに出稼ぎに行っていた身寄りのないアリーナは、同じ孤児院で育ったヴォイキ ツァに会うため故郷のルーマニアに戻ってくる。しかし、修道院で暮らし、信仰に目覚めたヴォイキツァとは、以前のように心が通わなくなり、アリーナは精神 のバランスを崩していく。そしてそれが悪魔の仕業とみなされ、悪魔祓いの儀式が執り行われることになり……。

wink「4ヵ 月、3週と2日」の監督だったんですねー。あの作品も非常に良く出来た作品と記憶している。ただ、私的には 何故か好きになれない作品であります。実際起 こった悲劇を題材にしているからか、起伏にかけるのはしかたないのですが・・画の構図など 実に美しいし、面白い・・それでも眠さに負けてしまいました。 (笑)純粋な気持ちだからこそ  閉ざされた環境での信仰は危険性をもつのかもしれない。

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それでも夜は明ける     2013英 米 監督スティーブ・マックイーン   80点

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book 黒人バイオリニストのソロモンは、愛する家族とともに幸せな生活を送っていたが、ある白人の裏切りによって拉致され、奴隷としてニューオーリンズの地へ売 られてしまう。狂信的な選民主義者のエップスら白人たちの容赦ない差別と暴力に苦しめられながらも、ソロモンは決して尊厳を失うことはなかった。やがて 12年の歳月が流れたある日、ソロモンは奴隷制度撤廃を唱えるカナダ人労働者バスと出会う。

happy01ハ リウッドも正面きって人種差別をテーマにした作品を大賞にする時代になりました。これってオバマさんの影響もあるのでしょうか?黒人の悲しい過去を 表層 しか認識していない国民にとっては ただただ真実があまりに残酷すぎて圧倒されます。これは間違っていると言い切れるのは それなりの自由や教育を受けた 人間のみ。日々の過酷な労働は考える事、感じる事を奪ってゆくのです。歴史映画でありながら これでもか・・という位長い長回しのカットは観る側を静かに あおります。センスの良い攻撃を感じました。             

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8月の家族たち   2013米  監督ジョン・ウェルズ        80点

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book オクラホマの片田舎。父親が突然失踪したことをきっかけに、病気のため毎日薬漬けの日々を送る毒舌家の母ヴァイオレットの下に、娘たちが久しぶりに集ま る。長女バーバラは浮気した夫と別居中で、反抗期の娘にも手を焼いている。一方、次女カレンは婚約者を連れてきて、三女アイヴィーも恋に夢中。自分勝手な 母親とそれぞれの人生を歩む娘たち、そして彼女らを取り巻く男たちの本音が次第に明らかとなり、家族の秘密が暴かれていく。

happy01い やア、おそろしく疲労する本作でしたが(笑) 秀作です!見ごたえの度が過ぎます。 豪華な出演人 真っ向勝負です。メリルもジュリアも 顔が出てくる人出てくる人 鬼です。しかし、ここまで言い合える家族ってある意味凄いと思います。私なら滞在は難しいと思います。(汗)血が繋がっている からこそ徹底的にへたるまでやる、という重箱の隅をつつくような悲しい性は理解できます。意外に日本もアメリカも変わらないのでしょうかねえ・・・

 

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あなたを抱きしめる日まで
 2013仏 米  監督 スティーブン・フリアーズ  75点

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book 1952年、アイルランド。18歳で未婚の母となったフェノミナは親から強制的に修道院に入れられ、息子をアメリカに養子に出さ れてしまう。それから50年後、イギリスで娘に、手離した父親違いの息子の存在を明かす。娘が 偶然知り合ったジャーナリストのマーティン・とともに息子探しの旅に出た彼女は、アメリカの地で思いもよらぬ事実を知ることになる。 

bleah結 構重いテーマなんだけど 上手いバランスで小気味良い作品となってます。D・リンチが珍しく可愛い役だったしね。冒頭エリートは思い切りフェノミナを馬鹿 にしてます。悪い奴ではないけどいけすかない奴・・人も神さまも信じてはいない。反面 自分をよく知り 罰し、何より正直なフェノミナの存在に要所 要所 助けられます。時には子供のように取り乱し・・
実際の物語と聞くと驚くばかり・・それとは別に 嘘を正当化する修道院の老シスターに「あなたを許す」と言い切るフェノミナ。人として何を軸に生きるのか考えてしまいました。

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母の身終い    2012仏      監督ステファヌ・プリゼ       70点

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book48 歳の男性アランは金に目がくらんで麻薬密売に手を出して服役し、出所後は母親のイヴェットの家に身を寄せ始める。だがアランが懲役して仕事も失い居候状態 になっただけに、二人の間で以前から続いていた折り合いの悪さに拍車が掛かる。アランは母親が脳腫瘍で良くなることはないことは知っていたが、スイスの “自殺幇助協会”との契約書を発見する。

happy01な かなか考えさせられる本作です。質素ながら誇りを持って暮らしている事がうかがえる母・・自らの最期も非常に潔く迷いがない。彼女は 「あなたの人生は幸 せだったか?」と聞かれた時「人生は人生よ」と答える。これはあっぱれ。彼女の決断の固さを知る。息子との関係が良好であってもこの道を選んでいたはず。でも「死」って それほどまでに洗練されるべきものなのだろうか・・?人間とて動物の一種である。この世に生まれ出た事も 生きながらえた事も個人 的な意志ではないと思う。大切な人のために 格好悪くとも生きる。そんな考え方は違うのかなあ?・・

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ばしゃ馬さんとビックマウス   2013邦   監督吉田 恵輔     80点

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book次々と脚本コンクールに応募するものの、一次審査すらも通らない34歳の馬淵みち代。そんな彼女と同じシナリオスクールに通う26歳の天童 義美は、自分の作品をほとんど書いたことがない割には、常軌を逸した毒舌で他人のシナリオを酷評する。最初は噛み合わない2人だが 脚本を通して共に夢を追い続けるが・・

happy01吉田監督は やはり痛い人を描くのが上手い。 夢を追い続けることの高揚感と 絶望 諦める事の難しさとせつなさ。痛いほど伝わる。最初 みち代とともに 天童にイライラさせられたが 思えば勘違いこそが若さの勲章なんだと思い直す。恋心にしてもそう・・違うんだけど 何だか羨ましいのである。歳をとる事・・何かを選ばなければならない事でもあります。


spade  spade  spade




愛に関する短いフィルム  1987 ポーランド  監督クシュシュトフ・キェシロフスキ

                  80点

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book郵 便局で働く19歳のトメク。部屋の窓から向かいのアパートに住む年上の女性マグダを覗いている。マグダの私生活、彼女が傷つき涙する様子を見つめながら  彼は彼女を救ってあげたい思うのである。彼は真実を彼女に話し愛を告白するが  彼女は動揺し 異常な行為だと非難する。やがてマグダは一途な愛を否定し 彼を傷つけてしまう・・・

happy01い やア。素晴らしかったです。「トリコロール三部作」はどれも好きな作品だけど 本作は今回初鑑賞。キェシロフスキの作品に一貫している孤独と愛のテーマが ダイレクトに描かれている。たくさんのエピソードがなくとも心が大きく心を揺さぶられました。歳を重ねても純粋な気持ちは消えないと断言できるほど私は若 くはないのですが(汗)マグダ自身は本来かなり センシティブな女性だったのだと思うわけです。傷つくのはしんどいのです。それでもドメクをスルー出来な いわけです。愛に目を背けられない。秀作です!

music  music  music



ブルージャスミン    2013米  監督ウッディ・アレン          80点

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bookニューヨークの資産家ハルと結婚し、セレブリティとして裕福な生活を送っていたジャスミンは、ハルとの結婚生活が破綻したことで地位も資産も全て失ってし まう。妹ジンジャーのもとに身を寄せたものの、不慣れな仕事や生活に神経を擦り減らせ、次第に精神が不安定になって いく。それでも再び華やかな世界へと返り咲こうと躍起になるジャスミンだったが……。 

happy01こ こ最近のアレンの作品の中ではとびきり面白かった! 自分自身を形成する前に 虚栄の世界に浸かり 何がなにやら分からぬまま もはや 見栄や 嘘そのも の 自らの本質になってしまったヒロイン・・一度だけ 甥っ子たちとの食事のシーンで「エネルギーはあったのに何をしたいのか見つけられなかった」と告 白。そう、そうなのだと思う・・恵まれた生活は あまりに快適すぎて 様々な事を 受け取るだけになるのだと思う・・シニカルに笑うべきだが誰もが少しだ け思い当たる痛み・・さすが アレン。ケイト。秀作です!

wine   wine   wine 

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今年もひとつ歳をとりました。

世間では シニア世代でも 女性らしい可愛い方も多いですね。

私はここの所 可愛らしさというものが 女性成分が欠落してしまった。と感じる事があります。(笑)

初めから人それぞれに成分量が違うのではないかと・・

もともと 持って生まれた分量が少ないのではないかと・・

じゃ、今の私って? そして人生はつづく・・・(笑)coldsweats02

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コメント

森おばさんさま、こんにちは。
早や11月。あっという間に秋が深まりますね。もう福島は紅葉真っ盛りでしょうか。
キェシロフスキは僕の一等好きな監督です。トリコロール三部作は言わずもがなですが、この「愛に関する~」も秀作ですね。人間の機微を繊細に描いています。
キェシロフスキ、未見の作品がございましたらまず「デカローグ」をお勧めします。この作品はまたDVDなどもそろえてしまいました。あと特に好きなのは「ふたりのベロニカ」。これは必見です。
キェシロフスキの作品はどれを見ても凡作がありません。すべて宝石のようなきらめきをもっています。
「え、そんなこと分かっているって?」。
老婆心ながら。
季節がらご自愛ください。
それでは、また。

投稿: セント | 2014年11月 2日 (日) 11時54分

セント様 
朝晩が冷え込むようになりました。
現在は紅葉がオレンジの光の揺れてとても綺麗です。福島の秋は 思いのほか短くて すぐに冬がやってきます。お元気そうで嬉しいです。

キェシロフスキ・・素晴らしいですね・・
「デカローグ」観たくて探したのですが レンタル店にはありませんでした。あまりに有名な作品なのに・・諦めず探してみようと思います。
劇的に何か時間が起こる。という展開ではないけれど きちんと起承転結は感じられ とにかく 繊細ですね。 いつの間にか登場人物に成り変ってしまって 「愛に関する・」では青年のように絶望し、彼女のように慌てふためきました。(笑)
対するキャラクターのどちらにも感情移入してしまうのは 不思議な体験です。
セントさんのブログでキェシロフスキの遺作を鑑賞されたとありましたが 私は無理かなあ・・
宝石のようなきらめき・・きっとそうなのでしょうねえ・・(遠い目)

いつも楽しく拝読しています。
セントさんもお体にお気をつけて。

投稿: 森おばさん | 2014年11月 6日 (木) 10時18分

こんにちは(ぺこり)。


お仕事のお疲れはないでしょうか?
夏の暑さが嘘のよう、すっかり秋めいてきましたね。

この所、母親の状態が安定し、時間の余裕が出来た事もあって、週末、ドライブがてら新蕎麦の食べ歩きに嵌っています。映画をあまり見ていない事をこっそり告白しておきます(笑)。

『8月の家族たち』は母と娘の暑苦しさが存分に味わえる作品なので、是非、森おばさんに見て欲しかったんです。
この家族間の抑圧は女性(あまり主語を大きくするのはよくない事なんですけど)にしか理解できないんじゃないかと思います。

『ブルージャスミン』はウディ・アレンの冷やかな目線を、ケイト・ブランシェット がそれでも血肉の通うキャラによくぞ仕上げたなぁと感心しました。
『カイロの紫のバラ』の主人公と本作のジャスミン。本質的にはあんまり変わらないと思うんです。どちらも虚構=嘘に縋ってるんですから…。

投稿: mina | 2014年11月 7日 (金) 11時35分

minaさま
こんにちは。minaさん、私もきっと同じ気持ち。(笑)これは女の女のための男性が撮った作品なのですよねー。
きっと 男は 大ッ嫌いなはず。もう、息苦しくて吐きそうでした。
私も本当はもっとも苦手なんですが100パーセント理解できます。
何と どす黒い血の繋がり・・皆が皆、逃れたいのに絶対に逃れられない。実に面白い!!
ザ・向田の世界です。(笑)
アメリカ人も変わらないのですかね・・そこが驚きでした。
海外に嫁いだ親友に、アメリカ人は パーティー好きでよく集まるけど 泊まりはない。しかも料理は各自持参と聞いてたんで・・
でも、この圧の中での パパの自死・・登場人物の中では 私か・・と思いましたよ。
だって メリル、とジュリア・・きついッすよ。
(ユアン・・役作り頑張ってたけど。)
「ブルージャスミン」こちらも アレンの真骨頂という感じでしたね。
「カイロ・・」を私も思い出しました。「インテリア」と並ぶ位・・スキかもしれない。
アレンは意地悪でなくちゃ。

投稿: 森おばさん | 2014年11月10日 (月) 19時21分

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