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2013 12月 映画生活MEMO

今年も残すところ 三時間となりました。
皆さん いかがお過ごしでしょうか?

そこは触れないで・・というあんな事 こんな事 無かった事にしてしまいましょう。

忘れる事は神が与えてくれた素晴らしい贈り物であります。

そう・・このわたくしも 前を歩くおばさんがくるり・・と振り返りこちらに歩いて来た時、
何故か 刺されるような妄想が駆け巡り 車止めにつまずいて 蛙のような体制で大げさに転んだ事・・次の日オモチャをふんずけて 絵に描いたようにしりもちをついたこと・・
相当に凹んだ事は 忘れます。(笑)

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箱入息子の恋    2013邦   監督 市井 昌秀           85点

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book  市役所に務める35歳の健太郎はこれまで女性と付き合った経験もなく、いまだに実家で両親と暮らしている。両親も息子 を気遣い、親同士が子どもに代わって相手と対面する「代理見合い」への出席を決める。そこで今井夫妻と知り合った健太郎の両親は、目が 不自由な彼らの娘奈穂子のことを知り……。 

happy02カ メラワークといい 台詞がないのに登場人物の心中や性格を感じさせる作りといい 私的に惚れてしまった作品である。現代、とりわけ珍しくない堅実的で夢を 見ない青年が 恋に落ち自身をコントロール出来なくなりながらも真面目にそれと向き合う姿が美しかった。年齢を重ねても未熟な事は実に多く、 2人がそれ を隠さずに告白しそれも含めて愛を育む姿がまた美しかった。 女性経験のないオタク設定の健太郎だけど、 お見合いの席で初対面の威圧的な彼女の父に  切々と意見するシーンは胸が熱くなった。おそらく ここまで言い切れる男性はそういない。そしてこの男らしい彼を見過ごす女ばかりではないはずである。そ の一点のみ気になったけど 両家の両親の気持ちも深く入り込めたし、同僚の尻軽な女という設定の彼女もいい女でした。監督の人間好きが伝わる。秀作で す!!   

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イノセント・ガーデン   2012米     監督パク・チャヌク          75点

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book繊 細で研ぎ澄まされた感覚を持つインディアは、外部と遮断された大きな屋敷で暮らしている。18歳の誕生日、唯一の理解者だった大好きな父を交通事故で亡く してしまう。美しい母とは何ひとつ分かり合えないまま。父の葬儀に、長年行方不明になっていた叔父のチャーリーが突然姿を現す。その日から彼女の周りで 次々と人々が姿を消していく奇妙な事件が起こり始める……。

happy01「オールド・ボーイ」 「親切な・・」まではそのどろっとした嫌な粘着質が病みつきに・・「渇き」で振り子が振りきれて 思わず笑ってしまい ちょっとだけ心配してました。
ハリウッドデビューですもの・・多少はふり幅を調整してはくるだろうと思っていたけれど・・
整 理整頓されてしまったチャヌクなんて・・私的には物足りない。イヤ・・もちろん映像は天下一品でニコールの髪が猟場の草むらに成り変るシーンも ピアノの 連弾も シャワーシーンも 靴の中で胎児のように丸くなるミアも、ラストの白い小花が赤く染まるシーンも素晴らしいんだけど。ディティールはチャヌクなん だけど・・ストーリーは王道です。心臓の端っこをピンでちょこっと留められる様な痛い作品が観たいです。(笑)

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きっとうまくいく         2009印    監督 ラージクマール・ヒラニ   75点

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book  行方不明だったランチョーが街に戻ってくると聞き、ファルハーンとラージューは母校に向か う。10年前、三人は名門大学の学生だった。真っすぐなランチョーは異議があれば学長にすら物申し、好きなことに打ち込んでいた。しかし、ランチョーと学 長の娘・ピアが接近したことから、3人は卒業目前で退学を言い渡されてしまう。   

happy01  何とパワーのある作品なんだ! もぅ・・物申すなんて言いません。ここまでストレートで ここまで捻りなく 正しい事、あるべき姿を見せつけられたら 何 か細々掘り返すなんて 空しすぎる。貧富の差や 階級社会・・そして 若者の自殺の急増・・問題は沢山あるわけですよ。でも全て吹っ飛ばしてます。(笑)  ちょっと長いけどね。 

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軌跡のリンゴ     2013邦  監督  中村義洋             75点

 

 

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book中津軽郡で生まれ育った秋則は、りんご農家の娘・美栄子と結婚して、りんご作りに携わるようになる。しかし、りんごの生産に不可欠な 農薬が美栄子の体を蝕んでいることがわかり、秋則は、絶対不可能と言われていた「りんごの無農薬栽培」に挑む。10年にわたり挑戦を続けるが、りんごが実ることはなかった。周囲からは白い目で見られ、家族は貧困に打ちひしがれるが、そんなある時、荒れ 果てた山の中で果実を実らせた1本の樹を見つける。

weep中 村作品のベースである「人は基本 皆優しい・・」を大河のように感じられる作品。実在の人物を描く事もあって いつものキャラクターの付録部分(遊び)が なかったので いわゆる文部省指定のような風格さえ感じる。ここまで大きな話でなくとも きっと監督の良さは伝わるだろうなあ・・などと思ったりします。  実際の貧困はもっと凄まじかったらしい。偉いなあ・・奥さん。誰かのために生きる事はこれ以上ない幸せなのかも・・

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江ノ島プリズム          2013邦  監督 吉田康広      75点

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book修太、朔、ミチルの3人は幼い頃からの親友だったが、朔が心臓発作で亡くなって以来、修太とミチルも疎遠になっていた。朔の三回忌の日、江 ノ電に乗り込んだ修太は、偶然にも2年前の朔の死の前日にタイムスリップしてしまう。修太は困惑しながらも、過去を変えることで朔の命を救おうとする が……。

wink思 いのほか 正統派青春ファンタジーであった。 すぐに小学校高学年にときめきながら読んだ「時をかける少女」を思い出す。 あのラストも記憶を消されてし まうけど ラベンダーの香りで 何か胸がキュンとする・・というものではなかったか。あの時もその切なさがしばらく尾を引いたっけ・・忘れてしまうという 事は悲しい・・でも神様がそれを作ってくれたから何とか羞恥心や劣等感をごまかして生きていられる気もする。修にとって何より大切な記憶・・でも人一人の 命より重い物などない。と歳をとれば思います。(笑)彼らには 又、様々な可能性や道が広がっている・・と思えました。

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トゥモロー・ワールド  2007英米  監督アルフォンソ・キュアロン    80点

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book西暦2027年、人類は18年間の長期に渡って子どもが生まれない未曾有の異常事態が続いており、このままでは人類絶滅の危機は免れなかった。そんな中、 国家の仕事に就くテオが、人類存続に関係する重要な情報を握り始める。人類の未来はおろか自分の将来でさえ興味を示さないテオ だったが……。

happy01近 未来、あらゆる悪意から 人間があるべき姿を貫くという 正統派なストーリーではある。しかし、一つの小さな命を守るために そのためだけに 次々と自分 の命を捨てる人たちが あまりにも素晴らしすぎて 心を打つ。自分が今ここにいる事でさえ、幾重にも誰かの死の上に成り立つものかもしれないとふと考えて しまう作品。SFという枠を超え何かを訴える力のある作品でした。

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来る年が 皆様にとって 素敵なものとなりますように・・良いお年を・・・horsehorse

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コメント

新年おめでとう!本年もよろしく。
こちらは寒波到来、とっても寒い毎日。明日は➖25度の予報。アメリカ中寒いよ。
来週日本に行くのに、飛行機はとぶかしら??

投稿: アメリカ在住の親友 | 2014年1月 6日 (月) 09時53分

よかった!なおったよ。コメントかけるよ。
改めて、本年もたくさん楽しませてね。
個人的には、「TVドラマ生活memo」もやって欲しいな~。まだNHKのあまちゃん見たことないの。先日ゲゲゲの女房のCDを借りたところよ。(笑)

投稿: アメリカ在住の親友 | 2014年1月 6日 (月) 10時02分

アメリカ在住の親友
こちらこそ 本年も宜しくお願いします。
無事 ネット環境が改善してよかったね。そちらで暮らしてるとやはり、ネットからの情報 大きいだろうし・・何の力にもなれなかったけど。(笑)
それにしても 私も 本当にそちら関係の知識、乏しいです。そちら関係に詳しい人に分からない事を相談すると 露骨に「何で分かんないだよ。」という無言の圧がかかるから(主に娘や夫)あまり聞きたくないのよね。
SNSは人脈を広げても 個人の人格には悪影響だよ。(笑)
PCを立ち上げて いつからか「警告」のお知らせ(セキュリティがちゃんとしてないよ。という意味なんだけど)が毎度でてしまって、いつもドキドキしてたんだけど 一年経過して 今も無事です。(笑)
こんなんだから スキルも上がらないんだよね。(笑)
そちらは大寒波のようですね。 日本でも度々ニュースが流れてます。芸能人も足止めされてるらしいよ。大丈夫でしょうかー。
あっ・・こんな私に 的確なフォローが出来るはずも無い事は ご存知でしょうが・・・(笑)

投稿: 森おばさん | 2014年1月 8日 (水) 16時56分

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