« もやもやとすっきり | トップページ | 「頑張って。」効果 »

2013 9月 映画生活MEMO

気がついたら今年も三ヶ月だ。

暑いcoldsweats02 暑いcoldsweats02と騒いでいたら すっかり秋になっているじゃないの・・

この間まで アラフォーだったはずが・・アラフィフに・・世間も一足先に次々 新語を作ってくれている様子だ。アラ還の次は?

このまま 気がついたら・・・が続いていけば いいなあ。と内心思ってます。(笑)

note               note                 note




愛してる、 愛してない     2011韓   監督 イ・ユンギ      75点

  Sub3_large  Main_large

book それぞれ写真家と編集者として成功を収めている結婚5年目の夫婦は、出張で空港に送ってもらう車の中、妻が突然夫に別れ話を切り出す。数日後のある雨の 日、出て行く妻のため、夫は黙って荷造りを手伝うが、これまでの暮らしに思いをめぐらす妻の手はなかなか進まない。そんな時、雨に濡れた一匹の子ネコが家 に迷い込んできて……。

happy01好 きな監督である。心のざわつきを主人公の視線を通して いつも 自分の事のように感じさせてくれる。起承転結を全て観る側に預け 二人の本心を探らせる本 作はかなり実験的要素を含んだ冒険心を感じる。ぶっちゃけ(笑)かなり自己中心な女性と はっきりせい!とひっぱたきたくなるような男性で ありふれてい る。喧嘩すらできない まあ、よくある別れのシーンではあると にんまりとはする。 理想を築いたものの 家庭は築けていない恋愛においてのモラトリアム なお話です。さて 2人は別れる?別れない?

birthday                                   birthday                                  birthday



命をつなぐバイオリン  2011独  監督マルクス・O・ローゼンミュラー  80点

  Sub1_large   Main_large

book ユダヤ人の少年アブラーシャと少女ラリッサは、それぞれバイオリンとピアノの天才的な腕前で神童と呼ばれていた。ドイツ人少 女のハンナもまた、は音楽によってつながりを深めていく。しかしそんな折、ナチスがウクライナを侵攻し、ユダヤ人の絶滅計 画を遂行。アブラーシャとラリッサにも危機が迫るが、ナチスは ヒムラーの誕生祝賀会で完ぺきな演奏を見せれば、彼らの収容所 送りを免除すると伝える。3人は自らの命運をかけて演奏会にのぞむが……。 

weep美 しい音楽、人生そのものへの問いかけ、忘れてはならない史実、引き込まれるドキドキ感、秀作といわれる作品がもつ要素を備えている。戦争を題材にした作品 は多く どれもが辛すぎて身動きが出来なくなってしまう。本作は実に純粋なこどもたちの見た どうにも理解しがたい世の中の動きが綴られ 容易く命を奪わ れるまるでゲームのような世の中が数十年前にあった事を改めて突きつけられる。 間違いなく秀作。 実際の演奏もこなしたエリン少年・・将来が楽しみで す。

heart                 heart                   heart



愛、アムール   2012仏独オーストリア  監督ミヒャエル・ハネケ    80点

  Main2_largeMain_large_2

book音楽家夫婦のジョルジュとアンヌは、パリの高級アパルトマンで悠々自適な老後生活を送っていた。しかし、ある日突然、妻のアンヌが病に倒れ、手術も失敗し て体が不自由になってしまう。ジョルジュは病院嫌いな妻の願いを聞き、車椅子生活になったアンヌを支えながら自宅で暮らすことを決意。2人はこれまでどお りの生活を続けようとするが、アンヌの病状は悪化していき……。

weep巨匠 ハネケいつもどおり攻撃的であるが毒はない。毒を盛るには肌に触れるほど身近なストーリーからなのか? どこの国でも介護問題は描かれるべきテーマのようだ。 ここ数年で 介護周りの作品を多くみている。国によって 経済レベルによって様々である。
し かし、本作のテーマは 介護直接ではなく 愛についてである。 愛するあまりに・・というとあまりに格好よすぎ(ここが究極の選択なのだが)、だけど嘘で はない。 愛の定義は千差万別ではかりしれない。正解は 分からない。でも突然にその問いはやってきて 誰もが苦しみ 人生のある限り自問自答は続く。  誠に身につまされる作品であった。

snail               snail                   snail       

 

ザ・マスター    2012米  監督 ポール・トーマス・アンダーソン     80点

 

Sub1_large    Main_large

book第 2次世界大戦が終結し、赴任先からアメリカへ戻ってきた帰還兵のフレディは、社会生活に適応できずにいた。そんなある日、フレディは「ザ・コーズ」という 宗教団体の指導者で、信者から「マスター」と呼ばれているランカスター・ドッドに出会う。ドッドは独自のメソッドで人々を悩みから解放し、フレディもドッ ドのカウンセリングで次第に心の平静を取り戻していく。ドッドは行き場のないフレディをかたわらに置き、2人の絆は深まっていくが……。

confidentカルト教団に急速に傾倒してゆく男と教祖の 友情と葛藤の話である。 非常にシンプルなのに 何故か引き込まれる しかも かなり癖のある作品である。 監督独特の 人の言葉にして説明できない嫌な部分をかなりねちっこく描く姿勢は健在である。フレディは信じる何かが欲しかった。もしかしたら はなから教祖を信じてはいなかった。教祖もそれは承知の上だった それでもフレディが必要だったのだ。役者の演技見ごたえアリ。

cloud                                          cloud                                       cloud



プラチナ・データ   2012邦  監督大友啓史            70点

26977321_193x291

book政 府が極秘に収集した国民の遺伝子情報“プラチナデータ”を基に犯罪捜査が行われ、検挙率は驚異の100パーセントで、冤罪は皆無となった近未来の日本。警 察庁の科学捜査機関に所属する科学者の神楽は、DNA捜査システム関係者の連続殺人事件を担当することに。しかし、同システムは神楽自身を容疑者として示 し、思考を繰り広げた結果彼は逃亡するが……。

bearing 何故なんだあ?私には少しも面白みを感じられなかった。 (汗)  東野作品の 人ゆえのせつない感情というものが描かれていない。 映像的には凝った部分が観られるが 要の部分がすっぽり抜けてしまった印象が・・ キャスティングにも疑問が?悪魔思考の科学者が鈴木保奈美じゃやっぱり役不足。 とにかく残念。
rain                                      rain                                           rain



晴れ、 ときどきリリー  2010仏  監督 ファビエンヌ・ベルトー  75点

Images

bookリ リーは母と2人で田舎に暮らしていたが、突然の事故で母が亡くなってしまう。心は少女のまま大人になったリリーは、1人では何もできず、都会で弁護士の夫 と暮らす姉のクララがリリーと暮らすことになる。しかしリリーはトラブルを起こしてばかり。そしてクララ自身も夫との関係が気まずくなり始めてしまう…。

coldsweats01可愛い色合いの少女チックなお話かと思いきや・・結構 シニカルなストーリーである。
奔 放に生きる事は罪ではないが リリーに同化してしまう姉・・これは疑問が残るラストであった。姉 彼女は幸せでなかったのか?実生活は誰だって百点満点に 満足というわけではなかろう・・色々な生き方があるのだという事・・リリーには分からないかもしれないけど 一つくらい受け入れさせるべきではなかった か・・ こどもの様なリリーの表現なのだろうが
肉付きの良い女子の全編パンツ丸見えは気になってしかたなかった。(笑)私だけ?

chick                                         chick                                     chick




ゼロ・ダーク・サーティ      2012米  監督キャスリン・ビグロー    80点

 

Poster Zdt_2_large

book ビンラディンの行方を追うものの、的確な情報を得られずにいる捜索チーム。そこへ、人並み外れた情報収集力と分析力を誇るCIAアナリストのマヤが加わる ことに。しかし、巨額の予算を投入した捜査は一向に進展せず、世界各国で新たな血が次々と流されていく。ついに、彼が身を隠している 場所を特定することに成功するが……。

happy01と ても女性監督の作品とは思えないのだが・・細かな主人公の心の変貌ぶりにそれが垣間見える。それにしても・・米国らしい戦争映画である。 リアル感ととも に 絶対悪に対して標的をそらす事はない。ビンラディンの事は謎のまま、ただ仕留める事に全力疾走する。仕事とはいえ 非人間的な状況にギリギリで向かう 兵士たち・・映画らしい映画。というのはこうゆう作品の事なのかも・・・

sun                    sun                     sun




ペタル・ダンス    2012邦   監督 石川 寛            80点

 

518ibjpvbql_sl500_aa300_20121113004fl00004viewrsz150x

book  大学時代から友達のジンコと素子は、地元に残ったミキが自ら海に飛び込み、溺れかけたが助けられたという噂を耳にする。心配した2人は、休暇を合わせてミ キに会いに行くことを決める。偶然ある事で知り合った原木も加わり、3人は1泊2日の予定でミキが住む北の果ての町を目指す。 

happy01賛 否両論が分かれる監督だけど 私は嫌いではありません。 さすがに もう少し言葉を足したら・・と思う場面やここ必要?という場面もあるけど それこそ人 の作る物なのだと。(今時の歌も 映画も やたら説明過多でやたら励まされたりするので 泣くに泣けない気持ちにさせられるので  ) とはいえ、冒頭は眠りに誘われました。(笑) テーマも結末も一切解決できていないけど 人生そう・・そんな事の連続では?と思わされる。深く傷ついた誰 かを目の前にしたら 言葉なんてなくなる。   ずっと心のどこかを占領しているのに ただ願うしかない人間関係もある。 それぞれがいろんな経験をしていろんな感情を抱いて 至った冬の海だった気がする。          

rain                                                rain                                         rain


好きだ、     2005邦     監督 石川 寛              70点 

20060203004fl00004viewrsz150x

book 互いに相手が好きなのに、「好きだ、」の一言を言えない17才のユウとヨースケ。しかし、ある出来事をきっかけに2人は会わなくなってしまう。それから17年、34歳の二人は東京で偶然に再会する。

wink石 川ワールドがなんとなく気になって 「ペタル・・」の七年前の作品を鑑賞。台本が殆どなく 演者に役を生きさせるという形が監督の作風らしい。とはいえ、 限りなくリアルに近くありながら 本作は姉の恋人の死、事故で眠り続ける姉、 刺されるヨースケ と インパクトのあるパーツを要所に配置。あくまでも私の 好みであるが これが良くない。どっちつかずで 技巧的な印象が・・ 宮崎あおい愛に満ち満ちた作品なので 好きな方にとってはマストでしょう。高校生の 2人だけで 充分伝わるものがあり 大人の2人は出会わなくとも、ただ存在するだけでよかったかな?

spade                spade                    spade

今月は目当ての作品に出会えず 手ぶらでレンタル店をあとにする日が多かった。

ここでも なんとなく手持ち無沙汰で そのまま本屋に立ち寄り いつもより本をじっくり読んだ月だった。
心を打ち抜く感覚は そうは多く転がっていなくて 宝探しのようだなあ・・と思う。
そう・・宝探し!!

そんな感じです。(笑)

|

« もやもやとすっきり | トップページ | 「頑張って。」効果 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

こんにちは(ぺこり)。

拙ブログにコメントありがとうございました。

「愛、アムール」、「ザ・マスター」、「ゼロ・ダーク・サーティ」は観てます。レビューもアップしてますので、よければまた覗いてやってください。
的確でシャープなレビューで、感心しました。私はやたらと文章が長くなってしまう時があって…。

そうそう、「ゼロ・ダーク・サーティ」で、マヤが新人からベテランに成長し、孤独な彼女が仕事が終わった後、一人部屋でおつまみ片手に一杯やっていたのが可笑しかったです。あれじゃ中年の、仕事に疲れたおやじさんですもの。

5人のお子さんのお母さんなんですね。もうそれだけで尊敬します。ウチは一人っ子(男)だけですけど、それでもいろいろと大変で…。

では、どうもありがとうございました 


投稿: mina | 2013年10月 3日 (木) 08時05分

mina様
さっそくありがとうございます。
「マーサ、・・・」の時のもやもや感、minaさんの解説によって払拭でき 爽快でございます!
その他のレビューもその洞察力 素晴らしいです。どうしたらそのような極め細やかな見方ができるのでしょうか・・凄く頭の良い方なのでしょうね・・
私など 元が安価な上 ガタがきているので(笑)うつらうつらしながら 鑑賞したり、見逃してたり 気にならなかったり 逆に気になってしかたなかったシーンが理解できなくてもやもやしたり・・で・・ (汗)

ブログのタイトルも素敵ですね。minaさんらしいです。
又寄らせて下さいね。(ぺこり)

投稿: 森おばさん | 2013年10月 3日 (木) 14時48分

ここに書かれている記事はほんとうにすごいですね。

本当に映画を愛し、良く理解できるのだなあと。。
見ているだけで、
読んでるだけで、
感動します。

映画はよくわからないからとあきらめていましたが、
たまに、すごく感動することがあって
わからなくても、幅がせまくても、
自分にもはいっていける映画があることが
わかりました。。。

この映画欄には、いつも驚かされるとともに
励まされてもいます。

フィギュアスケート楽しみですね。
見ているときには、熱中して
なにもかも忘れてしまいます^^;

投稿: yukoeden | 2013年10月25日 (金) 09時12分

yukoedenさま
映画も 数を観てると つい自分の好みのものに偏りますが・・そうすると面白くなくなるのですよね。全然違うジャンルを観てまた 映画の良さを思い出すのです。音楽も同じだと思いますが、人の手を使い生み出される物は奥が深いですね。
カナダ大会・・王子にとっては再スタートといったところでしょうか・・
彼の若さを改めて感じた大会でした。でもきっとまたその中から得るものも多かったのではないでしょうか・・
どの選手も 4回転ジャンプが次々に失敗に終わり、どうしてもジャンプだけが、注目されてしまうのはちょっと残念な印象です。
フィギュアの魅力であるストーリー性を深く感じる物であって欲しいと思いました。
超 可愛かったですけどね。(笑)

その中でもPちゃんいつもとかわらず 良い人オーラを放っていて 息子は喜んでいました。

すぐに次の大会ですね。
目が離せないですね。

急に寒くなったから 風邪等 ひかないように・・・

投稿: 森おばさん | 2013年10月29日 (火) 15時23分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1386686/53142253

この記事へのトラックバック一覧です: 2013 9月 映画生活MEMO:

« もやもやとすっきり | トップページ | 「頑張って。」効果 »