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2013 3月 映画生活MEMO

一年生の末息子が 補助なし自転車に乗れず 近所の友達の前で大泣きてしまった事を心配した優しいお母さんから連絡をいただいた。

何事もなかったかのように 帰ってきた息子。

子供だってプライドはあるのだ。そして 世間は結構荒波だ。

その日から 補助なしのチャレンジを始めたのだけど いつの間にか乗れるようになっていた姉兄の当時より 何より私がシンドイです。(笑)

お安いドラマを見ただけですぐに号泣してしまうようになった私・・子供たちも自分が そんな衝動にかられるとまず私の様子を確認するようになった。

子供って成長するんですね。

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ミッドナイト・イン・パリ     2010米   監督ウッディ・アレン      70点

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book映画脚本家のギルは、婚約者イネズと憧れのパリにやってきた。脚本家として成功していたギルだが虚しさを感じ、現在は本格的な作家を 目指して作品を執筆中だ。真夜中のパリの町を歩いているうち、1920年代にタ イムトリップしてしまう。そこはヘミングウェイ、ピカソ、ダリなど、ギルの憧れの芸術家たちが活躍する時代だった。

confidentウッディ・アレンならではの夢みがちでシニカルな作品。それにしてもピーターパンだなあ。ロマンチストだなあ。彼じゃなけりゃ直球すぎるって言われそう・・
画 面には出ていないけど 彼自身が透けて見える。パリの街そのものが美しいので こういう一本を残しておきたかったのだと思う。色彩などは本当に絶品。所々 芸術家たちがあまりにお喋りでそこにもアレンが透けて見える。(笑)「インテリア」みたいな映画はもぅ作らないのかな?しばらく観なくてもいいかな?なん ていつも思うのですが・・ロートレック 可愛すぎ(笑)

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ハーフ・デイズ    2009米  監督スコット・マクギー、デビット・シーゲル  70点

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book7月4日、独立記念日。ニューヨークのマンハッタン島とブルックリン区を結ぶブルックリン橋の中央にたたずむ恋人同士のボビーとケイトは人生の岐路に立っていた。二人はコインの表裏に運命を託し、二通りの一日が始まる。

wobblyテー マは 「ふたしかさ」 マンハッタンでは、拾った携帯から命を狙われる一日・・川を渡ったブルックリンでは彼女の実家での家族との一日。まったく違った一 日だけど違うなりの不安が時間を占領する。ちょっとした事で結果は異なるけれど 前を向いて歩いていかなければならない・・という事でしょうか。 一押し のジョセフ・ゴードン・レヴィット。やはりイイです!

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夢売るふたり    2012邦      監督西川 美和         80点

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 book 東京の片隅で小料理屋を営む貫也と妻の里子。店は小さいながらも順風満帆だったが、火事で全てを失ってしまう。ある日、貫也が 常連客と一夜を共にし、すぐに里子の知るところとなるが、里子は結婚詐欺で金をだまし取ることを考案する。寂しい女たちの心の隙に つけ込んで、店を再開するための資金を稼ぐ二人。しかし、夫婦の関係に影が差し始め……。

happy02美 しく聡明な西川監督。数年前 そのうち 殺したい人をノートにメモってたなあ・・(笑)私も。(汗) 「蛇イチゴ」「ゆれる」ですっかりはまり・・「ディア・ドクター」 で休憩。(笑) 期待通りの新作でよかった。 初の女性を描く事で話題だったが 実際は女性の中に潜む男と女神のように優しい女の両方を描いていた。  女。怖い という男性じんの 気持ちはよく分かるが いや待て・・彼女は愛する夫の不貞で粉々に深く傷ついた。コレ忘れなきよう・・愛が深かったんですよ。とても。  実に細かい所で涙す る瞬間が多かった。 序盤の貫也が健気な妻を追う目線・・ 中盤 気持ちの離れてゆく夫を追う里子の目線・・ 女達の純粋な優しさ 特に重量級アスリー ト・・ デリヘル嬢・・ 全てが素晴らしかった。貫也の涙に涙します。(笑)個人的には 湯船に熱湯のシーン・・サダヲ氏の魅力全開でした。エッチシーン の全てに西川監督の男らしさを再認識。

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テイク・ディス・ワルツ     2011カナダ    監督サラ・ポーリー     65点

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book結婚して5年がたつマーゴとルーは、まだ子どもはいないが仲睦まじく穏やかな日々を過ごしていた。そんなある日、マーゴは仕事で訪れた島で出会った情熱的 な青年ダニエルにひかれるものを感じてしまう。さらに、ダニエルが偶然にも自分たちの家のすぐ向かいに住んでいることを知り、マーゴの心は揺れ動いてい く。

bearing 誰かを傷つけたくない・・などと自分を好きだと分かっている男の前で泣く女なんてろく なもんじゃない。日常でふと、泣きたくなる事なんて 皆あるよ。人に言わないだけで・・このての女 性はストーリーの中心にいつも自分がいるので 結構ドラマチックな展開に酔っている。タチの悪い事に コレは、天性の気質ゆえ彼女は悪くないんですよ。そしてその周りで翻弄されちゃう男性もよくいま す。魔性ってやつ?  家賃をどうしてるのか分からない素敵な部屋や 年齢のわりにガーリーな洋服・・これは素敵!!私は夢見る頃を過ぎたのかなあ?


 

 

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マイ・レフトフット  1989英アイルランド    監督ジム・ シェリダン      70点

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bookチャリティ・コンサートのレセプションに出席したクリスティ・ブラウンは、看護婦のメリー・カーに、自作の『マイ・レフトフット』を読ませる--。'32年、アイルランドのダブリンの煉瓦職人ブラウン夫妻 の10番目の子供として生まれたクリスティは、生まれながらに脳性小児麻痺に冒されていた。幼い頃のクリスティは、左足にチョークをはさみ、文字を書き、外の世界とふれあう手段を 得たのだった。実在の画家、小説家の半生。

wink彼 の前向きな生き方はもちろん、これは彼の母の物語である。 どんな事があっても 見捨てない。諦めない。母は息子の体が不自由でも 家が貧しくても 旦那 が身勝手でも 毎日を慎ましく ごく普通のお母さんとして存在する。感動的な演出や 偉い母親象が作られていないところが良かった。ダニエル・・アカデ ミーおめでとう!

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アルゴ         2012米      監督ベン・アフレック                  80点

 

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book1979年11月、イランの過激派がアメリカ大使館を占拠する。混乱の中6人が脱出しカナダ大使の私邸に逃げ込む。イラン側は、渡米した前国王パーレビの引き渡しを要求する。国務省はCIAに応援を要請し、人質奪還のプロ、トニーが呼ばれる。ト ニーは、6人をニセ映画のロケハンに来たカナダの映画クルーに仕立て上げて出国させるという作戦を閃く。

happy02こ れぞ映画です。(笑)派手な銃撃戦や カーチェイスはないけど 民衆が柵を乗り越えてから、飛行機がイランを離陸するまで 手に汗を握る緊張感。 実際 あった事件ということも驚きだけど アメリカ人らしいといえばらしい エンターテイメントの国の力強さと緻密なベン・アフレックの采配。映画が好きな人な んだなあ・・と(笑)ベン・・アカデミーおめでとう!

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キリマンジャロの雪    2011仏    監督ロベール・ゲディギャン     80点

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book南 仏の港町マルセイユ。労働組合の委員長ミシェルは公正なリストラを行うためクジ引きで退職者20人を選び、自身も失業する事になる。妻は 夫の潔い決断を 誇りに思うのだった。二人の結婚30周年を祝って子どもたちがアフリカ旅行をプレゼントするが、贈られた旅行費用とチケッ トを強盗に奪われてしまう。逮捕された犯人は、元同僚だった。ミシェルは大きなショックを受けるのだった…。

happy02真 面目に誰にでも優しく慎ましく暮らしてきた夫婦。それでも皆が皆 好意をもつわけではない。見る側の暮らしや状況で 実際とは離れた人間として映るのだ。 周りからどう見えるかなど 考えた事もなかったであろう2人。それでも気持ちの向くままにあろうとする。 幸せの基準は 自分で決めるものなのだ。お互い を分かり合って尊敬し 私はこの夫婦を 世界一幸せだと思う。秀作です!

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レンタ・ネコ           2012邦      監督 荻上 直子       70点

 

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bookサヨコは、都会の一隅にある平屋の日本家屋でたくさんの猫と暮らしている。亡き祖母の仏壇を守りつつ、謎の隣人にからかわれな がらも、心の寂しい人に猫を貸し出すレンタネコ屋を営んでいた。サヨコは猫たちをリヤカーに乗せて街へ出かけ、様々な人に出会う。

coldsweats01荻上監督は 「生き方」を描く監督である。 ある人物の家、インテリア、暮らす時間の早さ、大切にしている事、コンプレックス・・誰にでもあるその一つ一つから 人となりが見えてくる。その人が好きなら映画も気に入るはずだ。「かもめ食堂」の主人は店を営みながら自分のペースで生きていた。丁寧に生きる事っていいなあ。と思えた。本作もそれは同じなのだが関わりを持つ人々が どうも自然を装っているけど技巧的な感じに思える。呑気には 仕掛けは無用な気がするのだ。 

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ハッピーニート  おちこぼれ兄弟の小さな軌跡  2011米        75点                           監督 ジェイ・デュプラス、マーク・デュプラス

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book 実家暮らしで引きこもり生活をおくる30歳のジェフは、M・ナイト・シャマランの映画「サイン」に傾倒し、人生のカギとなる出来事を見つけることしか頭にな い。ジェフの兄パットは、妻リンダに愛想を尽かされている。夫に先立たれ、ダメな息子たちに頭を悩ませている母シャロン は、自分の誕生日に見知らぬ人物からラブレターを受け取り・・・

bleahコ メディではあるけど家族のちょっとしょっぱい良い映画だった。カメラワークも時折インディータッチなところが より身近な出来事のように感じられる。特 に・・スーザンサランドンが 若かった時の夢を語るシーン。もちろん母であるけど 女性としての気持ちが不意に溢れ恥かしさと戸惑いと怒りがごちゃ混ぜに なるそして平静をつくろうとするシーン 上手い!家族って子供たちが成長してからも さらに熟成するんですね。

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かぞくのくに       2011邦        監督 ヤン・ヨンヒ       80点

 

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book1970年代に帰国事業により北朝鮮へと渡った兄。そんな兄・ソンホが病 気治療のために、監視役を同行させての3ヶ月間だけの日本帰国が許された。25年ぶりに帰ってきた兄との家族だんらんは、微妙な空気に包まれていた。病院での検査 結果はあまり芳しいものではなく、3ヶ月という限られた期間では責任を持って治療することはできないと告げられる。そんな中、本国から 明日帰還するよう電話がかかってくる。

weep「国 家」「思想」の違いから引き裂かれた家族。幸せを願って帰国させた父母。父の立場を思って 中学生で見知らぬ国に渡った息子。命の保障のできない病であっ ても 帰国を拒む事はできない。人を人とも思わない祖国とは・・・?思考停止をしなければ生き抜けなかった兄は妹に「いろんな事を自分の頭で考えろ」とい う。胸が苦しくなる作品であった。ドキュメントをとっていた監督だけあって 感動的なセリフというよりは 間や表情で訴えかける。自身を投影した 妹・・家族の深い愛情が伝わりずっと尾を引く。本作に出会えてよかった。秀作です!

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東京物語          1953邦               監督 小津 安二郎        90点

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book周 吉、とみの老夫婦は住みなれた尾道から20年振りに東京にやって来た。途中大阪では三男に、東京では長男幸一の一家も長女志げの夫婦も歓待してくれて、熱 海へ迄やって貰いながら、何か親身な温かさが欠けている事が悲しい。それぞれの生活を守ることで精一杯にならざるを得なかったからである。周吉は同郷の老 友との再会に僅かに慰められ、とみは戦死した次男昌二の未亡人紀子の昔変らざる心遣いが何よりも嬉しかった。

weepあ まりに有名な本作。少し歳をとった今、再度鑑賞を試みた。紀子の言うとおり・・そうなりたくなくても死というものになれ 薄情になってしまった自分がい る。それにしても 製作時から60年もたつというのに家族の根本というものは変わらないものなのだと驚かされる。それを丁寧にかつシンプルに掬い取る監督 の力! 現在の映画に関わる人間に大きな影響を与えていることも歴然である。 日本人であることが 誇らしく思えるやはり傑作だ。
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遥かなる町へ      2011仏   監督サム・ガルバルスキ          70点

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book漫画家のトマは、列車の乗り違いから偶然降り立った故郷の町で気を失ってしまう。目覚めたとき、トマの身体はかつての若い中学生の頃に変貌していた。心は今の自分のまま、トマは初恋を改めてやり直す。 これと並行して、家族の物語が綴られる。かつてトマの父親は誕生日の夜に、突然失踪したが、戻ったのはその数日前だった。トマは長年の謎だった父の突然の失踪の理由を探ろうと奔走する。

wink原 作は漫画家の谷口ジロー氏。夫の友人がその昔 谷口先生のアシスタントをしていた時期があり興味があった。細かな画風そのままの美しいフランス映画だっ た。家族を捨て失踪した父を憎んでいたトマであったが父と同じほどの年齢となった心のままの彼は  父の苦悩も男として理解できた。非常に切ない話である が 人生は 自らで選ぶしかないのである。 私としては 若干毒のないところに物足りなさが残ったけど。(笑)

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ヴァンパイア       2011日 カナダ   監督 岩井俊二          80点

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book高校教師のサイモンは、アルツハイマーの母親と一緒に暮らしている。彼はウェブサイト上で、自殺志願者を探し 自らが必要とする血液を搾取していた。 “ヴァンパイア”と呼ばれている彼だが ある女性の過去を知り、初めて殺害を留まる。彼女は彼のために生き 血液を与える事を約束する。教え子であるミナ に自ら輸血し命を救う。 しかし、彼には女達を死をとりもってきた過去への決着が待っていた。

wink岩 井監督の待望の新作となれば 観ねばなるまい。それにしてもなんとまあ・・美しい映画だろう。それひとつだけでも他に類を見ない作風は必見の価値あり。 ファンならずとも 彼の作品を一本でも観た事のある人なら集大成を感じさせる本作は納得の一本に違いない。オドロしい毒を持ちながら何故こんなにも物悲し く叙情的なのだろう。全てにおいて細心の注意をはらいながら撮られたであろう映画の要素が スキが無くケチのつけようが無いのである。圧巻。というよりな い。 で、どんな映画なのか?と聞かれれば説明はかなり難しい。(笑)古今東西 何故人は死に魅せられてしまうのだろう。究極の孤独というものは人を寄せ 付けないものだと思っていたけれど・・近年それは違うのかもしれない。信号無視を皆ですれば怖くない・・的な感じなのだろうか? どんなに抗っても逃れる 事の無い宿命を背負う事以上の孤独なんてない。生きたいのに生きられないという孤独以上の孤独なんてこの世には無い。 その象徴がヴァンパイアであったの ではないだろうか・・   

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SPEC         2012邦    監督 堤 幸彦             70点

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book通常の捜査では解決できない特殊な事件を専門に扱う「警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係」通称“未詳”。特別捜査官の当麻と瀬 文のもとに“ミイラ死体殺人事件”のニュースがもたらされる。これはスペックホルダーによる犯行なのか。事件はやがて国家をも揺るがす大事 件となっていく。シンプルプランとは?ファティマ第3の予言とは?

bearing私 的には小さな駄洒落や昭和のお笑いネタだけでも 結構笑ってしまう。 深夜枠のドラマの枠を超えてスクリーンに登場した事で 大掛かりなCGなんかも必要 だったのか一部 韓国映画 グムエルのパクリにも見えるし 邦画ホラーのネタも満載。(笑)中途半端な壮大感が評価を低くしているけど それも監督のセン スだと思う。多分わざと。(笑)この洒落だか本気だか分からないバランスが本作の命。

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今日は 全国的に雨模様。
西日本 東日本の桜は散ってしまうかも・・
福島の桜は 丸々と太って じっと時を待っています。

丸型フェチで 生まれたてフェチの私には(笑)こころが それだけで休まる季節。

三寒四温・・皆様もお体に気をつけて。

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