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2012年8月

2012 8月 映画生活MEMO

本当に久しぶりに映画館で映画を・・
五人の子どもと一緒なので アニメではあるが・・(笑)
何年・・ご無沙汰だった事か・・
でもやはり大スクリーンはいいですな。


やさしい嘘   2002仏 ベルギー グルジア   監督 ジュリー・ベルトウチェリ

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book小さな国 クルジア 娘と孫と慎ましく暮らすエリカおばあちゃんは パリに住む一人息子オタールからの知らせを心の支えとして生きている。しかし・・息子の訃報が・・ 娘と孫は 彼女の悲しみを思い彼が生きているように嘘をつき続ける。

wink家族からの嘘。 そしてその家族を思うエリカおばあちゃんの嘘。 旅立つ若者の嘘。と まぎれもなくテーマは嘘であるが これは絆という言葉にそのまま置き換えられる。異なった年代の 様々なものからの自立というストーリーも話しに深みを増している。

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おおかみこどもの雨と雪     2012邦画   監督 細田 守

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book大学生の花。 ある男性とごく普通に出会い 恋に落ち 家庭を作り 子どもを授かる。普通でなかったのは 彼がおおかみ男だった事。

happy01前 作サマーウォーズのワクワク感が抜けきれず 書き下ろしとの事もあり期待大。家族がテーマという事は前作と同じであったが しっとりと大人向けの本作で あった。主人公の成長に加え子どもたちの自立も同時進行してゆくが 鑑賞後 もしかしたら 前向きな登場人物が一足歩むごとにふと振り返る決別の連続のお 話であったのかと 思わされた。そうなんだよなあ・・生きる事は別れることなのです。

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人生はビギナーズ        2010米   監督 マイク・ミルズ

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book母をみとり残された父は突然息子にゲイである事を告白。残された日々を心の向くまま生きる事を宣言する。

happy01ユ アン マクレガーはこのところ実に勢力的である。 トランスポッティングの頃はやや苦手だったのに いつの間にか彼の作品は大体観ている。演者としての実 力が観る側を安心させるのかも。本作は父の生き方を傍観しながら人に容易に心を開けないナイーブな青年の変化を実に優しく演じている。 小さな一歩が明る い方向への歩みであるように 誰もが皆 願っている。そういう意味でのビギナーズなのでしょう。

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贖罪         2012WOWOWドラマ     監督 黒沢 清

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book 15年前の少女殺人事件。未だ犯人は分からない。犯人を目撃した少女の同級生四人に被害者の母は 犯人を追及するかそれと同等な贖罪を迫る。それぞれに罪悪感を背負いながら生きている女性たちと 事件の真相が明らかに・・

confident暑 い夏に 全てが萎えてしまった私。インパクトのあるストーリーを・・と目に留まったのがキョンキョンの怖いアップであった。イメージや構成も「告白」に似 た物があったが 黒沢好きの私としては 終始くらーい閉塞的なカットが多く 満足であった。 ざっくりいえば被害少女の母である麻子さんが断トツに 観念 的にも罪深いと思うのだが罪を背負う事が許されない事も罪悪感があるなら 過酷である事は間違いない。

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家族X       2010邦画         監督 吉田 光希

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book東京郊外 どこにでもありそうな家族の物語・・ 潔癖に家事をこなす妻 リストラ寸前の夫 フリーターの息子。お互いを見失ってから会話らしいものもなく それでも日々は続いてゆく。それぞれに辛い日々の中妻は追い詰められてゆく。

confident若き監督らしい 描きたい世界を正面からやり抜いた感じがする。台詞らしきものは殆どなく 言葉がそれほど必要でない意味も理解できる。 ただ沈黙が長いなあ・・やっぱり。(笑)ボレロのように繰り返される日々。もう少しだけ味付けが・・それをしないのが若さ(笑)

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薬指の標本     2005仏 邦       監督ディアーヌ・ベルトラン

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book勤めていたサイダー工場の事故で薬指の先を切断してしまったイリス。新しい街で仕事を探し 標本製作所に勤める事に・・そこは過去を封じ込めたい人たちの様々な品が集まる不思議な場所だった。

confident小川洋子氏原作フランス映画・・という事でその世界観がどう描かれているのか興味深々であったが 幻想的で美しく違和感なく鑑賞できた。分かりやすいストーリーではないけれど観る者が共感できる世界に。意外といってはなんだけど秀作です。(笑)

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暑い夏がほんの少しだけ追いやられるのを 朝早く感じるようになった。

廃品回収・・除草作業・・ 秋祭りの町内会議など 週末も早起きを強いられていたのでこの感覚だけは その褒美かも。


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記憶

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時がたつのは早い。娘の誕生日を迎えて ひさしぶりの更新です。




人の記憶ってものの所在を ぼんやりと考える。

今年の夏は実母に会う事が出来なかった。 孫たちの顔を見せれば涙を流して喜ぶ母であるが 予定外の出来事に対する反応も大きく 感情のリズムがくるって 結局 面倒を見てくれている人たちに 負担をかけてしまいかねない。

こちらが良かれと思うことも 実際はそうではない事もあって難しく悲しい。
この気持ちはエゴではないか?と自問自答することは 母に対してだけでなく年齢を重ね抱く事が多くなった。

有り余る愛によって フォローに手を上げてくれる人も多い。
素直で 心の綺麗な人なのだと思う。
嬉しくないわけはない。でも私はつい・・迷惑ではないか ひょっとして自己満足ではないかと ほんとうに つい 気持ちの中に棘をさす。

メールや写真など 視覚的情報は比較的頭に入りやすいそうなので 母には頻繁に送っている。
母は やがて・・それも 忘れてしまうのだろう。

記憶は レコード盤の傷のように残るものだとずっと考えていた。
でも 多分 何かのノートにメモとして走り書きをして 後で読み返すと 何の事だか思いだすことのできない 紛れも無い自分自身で書いた文字のようなものだと考えるようになった。
今が全て。なのである。
テイクアウトはできないのである。

数年前 アドレス帳らしきものを それこそやがてお迎えがくる時に 忘れ去られた意味のない物にしたくない気持ちもあって大幅に整理した。
楽しい思い出はあっても 二度と会う可能性は低く 今後 私がその人のために出来る事はおそらく一分もないように思えた人の名を物理的に消した。
転居や 人生の変わり目みたいなもので 連絡がつかない事は 必然だと考えた。
きっと ここまで。 
お互いに・・いや懐かしいその人が 私を過去の記憶としてメモとして走り書きをして 後で読み返し 何の事だか思い出せないように思ってくれたら凄く良いと思う。なくなった事ではない。

それでも心残りがないわけではない。
あの時 何故 連絡をとらなかったのか・・と取り返しがつかないような出来事もある。
悪い予感が最後になって 連絡がつかないでいれば ずっと尾を引くものだ。

でもこのいらぬ心配は エゴではないか?余計なお世話では? と私はつい 考えてしまう。元気がない時に パワーいっぱいの声に疲れるように 悪気はなくても滅入る事は多い。だから・・・
出来れば懐かしいその人たちが もしあまり良い時期を過ごしていない今があっても  ちょっと先に少しは 良くなっている事を記憶ある限り ずっと 私は願っていようと思う。

それこそ そんなとるに足りない私が 思い出されない位になれば 本望だ。これは 格好つけではない。

記憶なんて それ位で充分・・なんて思うのだ。

 

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