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2012 5月 映画生活MEMO

突然の雨に降られたり・・

突然 パトカーに呼び止められ シートベルト装着してない違反で切符を切られたり・・

価格が下がっていたから購入したものが プロパー価格でレジ打ちされてたり・・

ああ。何てついてない日なんだろう・・何てついてない私・・と下がりまくる日も 変わらず映像から感じられる事は多い。

今月もいってみよう!

永遠の僕たち  2011米   監督 ガス ヴァン サント

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(ストーリー)イーノックは交通事故で両親を亡くし 自らも臨死経験をもっている。生きる事を諦め 見知らぬ人の葬儀に参列してまわる趣味をもっていた。彼は ある葬儀で葬儀社に咎められ困っているところをアナベルに助けられる。 過酷な治療も報われず 彼女は余命三ヶ月を宣告されていた。 死が結んだ二人・・そして死の国からやってきたイーノックの唯一の友人 日本兵のヒロシとの物語。

happy01「グッドウィルハンティング」のガスヴァンサント。いつもながら美しい色合いの画像で楽しませてくれる。ストーリーも優しさに溢れているが 今回はさらに死を真ん中に囲み それぞれの立場の心の葛藤と変化を描いてゆく。悲しいけれど ぽっと心が温かくなる深い悲しみにたたされ 「死は無だ。無くなってしまう事だ。」と言い放った彼の脳裏にラスト・・ 亡きアナベルとの鮮明な記憶が数々が浮かび上がる。彼の言葉とは裏腹に・・そして彼の幸せな笑顔。

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東京オアシス  2011邦画    監督 松本佳奈  中村佳代

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(ストーリー)女優を名乗る「トウコ」を中心に三つのストーリーから成す東京での小さなお話・・ 喪服姿のトウコは ある夜仕事を抜け出し 閉塞的な全てから逃げるべくヒッチハイクで逃亡を試みる。車にぶつかりそうになるトウコを助ける「ナガノ」気の優しそうな青年である彼だが理由ありの様子。・・2人は夜明けの海岸へ。 その他 かつての仕事仲間 「キクチ」との再会。 動物園で偶然出会った浪人生「ヤスコ」との会話などを通し 逃亡から自力で自分の生きる場所に戻ってゆく姿を描く・・ 

wink「めがね」「プール」チームの新作。前作の景色とソコに生きる人たちを長まわしで撮るような手法から一歩 何か観る側に共感できるような歩みを感じる。何か大きなトラブルがなくても 単調な雑音は誰もが感じる事がある。幼い頃 逃亡した事を思い出し挑戦してみるも トウコの「一人で逃げたら帰りも一人・・」の結論。 そして ラストの「私は行くよ。」の展望。 強い覚悟の表情がいい。音楽担当は 大好きな大貫妙子。

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夜更かし羊が寝る前にー君を捜しに行くまでの物語ー 2008アイルランド

監督 リック ラーキン

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happy02ジャケットの可愛らしさの印象とは違った仕掛けの多いファンタジー。事故で昏睡状態にある主人公が会った事のない彼女と恋に落ち目覚めるまでを描く。夢の中と現実が 突然に入れ替わるため 少々落ち着かないけれどアイディアの楽しいハッピーエンドを願いたくなる作品だった。

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家族の庭   2011 イギリス  監督 マイク リー

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happy01イギリスの巨匠。マイク リー。「ヴェラ ドレイク」「人生は時々晴れ」など どの作品も余韻の残る作品揃い。 地質学者のトムとカウンセラーのジェリー オシドリ夫婦のもとにやってくる友人たち。それぞれのライフスタイルを持っている。 2人の一年を軸としながら 実は・・主役は問題の多いメアリー 。孤独は自分の中でしか飼いならすしかなく 解決があるとすれば自分と向き合うしかないという事か?人生において本当の意味で豊かに生きる事の対比があまりにシニカル。でも原題「Another year」の また別の年は これから始るのである。

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神様のカルテ  2011邦画   監督 深川 栄洋

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wobbly泣かしてやる!!みたいな作品は苦手。だってまんまとはまるから。(笑)アイドルの桜井君は 少女漫画の中のような人なので 一止医師の地味で生真面目な普通らしさを演じるには少々難しかったのでは・・ 地域医療を取るか・・最先端医療を取るか・・というのは医者にとって永遠のテーマなのか?よく扱われる題材だ。医療の事、友人との事、そして夫婦の事と盛りだくさんの内容がかえってそれぞれを印象の薄いものにしてしまった感が・・・

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冬の小鳥     2009 韓 仏  監督ウニー ルコント

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weep大好きな父に突然連れてこられたカトリック系の養護施設。わずか9歳の少女には受け入れるわけも無い。ただひたすらに父を待つ日々、やりきれない思い、反抗を重ねながらそれでも 人生は続いてゆく。本作デビューの監督の実体験をベースに名作「シークレットサンシャイン」のイ・チャンドン監督が製作。可哀想な境遇のお涙頂戴的なところがなく 少女の心の大小の波を繊細に描いている。少女の過酷である事は間違いない運命だけど 骨太な底力も同時に感じる。 後の監督ノインタヴューで本作は「養子」の話ではなく「感情」の話である事。何故親が子を捨てられるのか・・という痛みと 捨てられたから今の自分があるというありがたみが コインの裏表のように存在する事が語られている。秀作だ!!必見!

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悲しみが乾くまで   2007米  監督スザンネ ビア 

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winkいつもながら人間描写が繊細で 見ごたえのある作品。愛する夫を突然に失った深い悲しみから 感情を抑え母として強くあろうとするハルベリーが良い。善良な夫の親友 ジェリーは薬物中毒で底辺を生きている。夫の一方方向からの奉仕でなりたっていると思われた友情は彼女には理解できなかったが 実際の2人は 互いに絆で結ばれていた。そればかりか 夫亡き後・・彼の存在こそが彼女の息の出来る場所となっている。

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やさしくキスをして    2005 英 伊 独 スペイン  監督ケン・ローチ

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happy01スコットランドのグラスゴー カトリック系の学校で音楽教師をするロシーンと生徒の兄 パキスタン移民の二世でDJをし イスラム教徒のカシムとのラブストーリー。と・・一言でいえないのがケン・ローチの世界。人種への差別、異宗教間の理解など 社会派の名のとおり・・様々な壁をリアルに散りばめた作品。どんな男女でも 愛するという事だけでも ぶつかったり許したり いたわったりと沢山の試練が立ちはだかるが・・これほどまでに宗教というものの壁が厚いのかと恐れ入る。カシムの妹が志す将来・・2人が歩む将来・・明るいものであってほしい。私なら・・きっと諦めてしまいそうだけど・・(笑)

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宇宙飛行士の医者    2011露   監督アレクセイ ゲルマン ジュニア

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despair60年代カザフスタン ソ連初の有人宇宙飛行計画の舞台裏を描く。若き飛行士たちの専属医 ダニエル。国家の発展のために 犠牲になってゆく命を どうしても尋常に受け止める事が出来ず精神を病んでゆく彼。 どう見ても成功するはずの無い設備や技術が リアルかどうかは別ととして馬鹿馬鹿しいととるか 偉大なる一歩ととるかは観る人それぞれ。 皮肉たっぷりの脚本は 今だからこそ いや今こそ 描かれるべき物だと思う。 混沌に次ぐ混沌。シュールに次ぐシュール。 アップに次ぐアップで少々疲れた。(笑)

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ウィンターズ ボーン  2010米 監督デブラ グラニク

 

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confidentアメリカ中西部 ミズーリ州・・殺伐とした荒野で極貧生活をしているドリー一族。17歳のリーの家族は幼い弟妹 そして心を病んだ母と 家を出たまま戻らないばかりか裏社会からも見捨てられた父。生きるため 家族を守るため気丈に強くある彼女を描く。まず・・アメリカには 華やいだ社会がある反面 そこから見放され人たちが沢山いる事を思い知らされる。何処の国にも犬神家のような閉鎖された場所があるようだ。いつ命がなくなっても不思議でない状況でも 怯む事のない少女の気持ちを思うと悲しい。最後の最後まで 子供のような場面や涙を見せるような場面はワンシーンも存在しない。 勇気や生きる事の本当の姿を見た気持ちだ。

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美術館の隣の動物園    1998韓  監督 イ・ ジョンヒャン 

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coldsweats01ううん・・・ひと昔前のラブリーな恋物語。 「八月のクリスマス」のシム・ウナ主演。以上。

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幸せパズル       2009 アルゼンチン 仏   監督ナタリア・スミルノフ

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happy01平凡な主婦マリアが50歳の誕生日に贈られたプレゼントの中のひとつ ジグソーパズルをきっかけに自立していく様子を描く。いつもながら美しいアルゼンチン映画。どのシーンも可愛くて 私的に目を奪われるものだった。優しい夫、成長した息子たち 不満のない日常だが あと一ピースの決意をきっかけに どんどん女性らしい美しさを増してゆく様子が 隅々まで楽しい。ラストシーンでは ひと皮剥けたいい女がワイルドに存在する。

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リトル・ダンサー     2000英  監督スティーブン・ダルトリー

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happy021984年 イギリス北部の炭鉱町。炭鉱夫の父と兄 年老いた祖母と共に暮らすビリー。
父に勧められ 習っているボクシングの隣でバレー教室が行われた事から バレエダンサーとなる事を夢見るようになる。
心が豊かになる映画・・少年ビリーの力いっぱいのダンスも素晴らしいが 夢見ることを諦めて生きている父に感情移入してしまった。我が子の才能を知った時 いてもたってもいられず 力を尽くそうとする姿に涙。 バレエのイメージが変わる男らしさだ。



どうにか時間をみつけてはコンを詰めて鑑賞・・
時間に追われ 何か個人として感じる力がなくなる事に恐怖を覚える。
ちっぽけな私の生きる道に たくさんヒントを与えてくれる。
本当に・・そう思います。

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コメント

『永遠の僕たち』つい最近鑑賞しました
感想書こうと思っていたのに挫折しました
最後の方で眠くなってしまって…^^;

いい映画だったのだ…と思います

『美術間の隣の…』うん…そうね

『冬の小鳥』これは見たいと思っています
秀作と信じていつか観たいですね^^

投稿: Maria | 2012年6月 1日 (金) 16時34分

maria様
「永遠の僕たち」は確かに ちょっと甘かったーheart01ですね。(笑)ファンタジー色の強い作品でした。
ガスヴァンサント監督は 初期はマッド・ディロンの「ドラックストアカウボウイ」や故リヴァーフェニックス「マイプライベート アイダホ」などでは結構社会派?というか 若者社会の痛い部分を描いたりしてました。ニコールの「誘う女」「エレファント」などでは実際に起こった事件を扱って 高評価の「グッドウィル・・」では今までの路線からは大きく変わりました。
そして。。「永遠・・」なので 推測するに現在新境地に向け 模索&チェレンジ中というところでしょうか・・
画像と美しさは変わりませんが監督のタイプでずっと同じテーマを取り続ける人と彼のようなタイプがあるようですね。(笑)
キャスティングのセンスも好きなので 今回 日本人が選ばれたのが個人的には嬉しかったです。

「美術館・・」はタイトルが良かったので借りましたが 韓流ドラマの延長でした。(笑)韓国物はやっぱり ギラっとした恨を感じるやつがイイですね。
私的意見ですけど。。(笑)

投稿: 森おばさん | 2012年6月 5日 (火) 13時35分

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