« 水族館 | トップページ | 我が家のこども作品。 »

2011年 4月 映画生活 MEMO

連休が終わり 急に暖かくなった。
色とりどりのつつじに目が止まり 川辺のたんぽぽや蓮華が眩しい。
想像の出来ない力で全てを奪ってゆくのも自然。
誰に言われるでもなく道端に咲くのも自然。
生物の歴史からすればほんの一瞬。ここに存在した事の意味すら自然なのかも・・

四月は 明るい作品を観たかったはずなのに・・並べてみれば痛い。(笑)
もしかしたら・・光がない。
アプローチは様々だけど・・どうしたって 自分をまっとうするしかない。


マイライフ マイファミリー     監督 タマラ・ジェンキンス 2007 米

Bc50548b2d764ce558870c274401bc1f

(ストーリー)ニューヨークで独身生活を謳歌しているジョン。作家を目指している妹のウェンディ。ある時 あまり良い思い出のない疎遠の父が認知症との知らせを受ける。
有無を言わさず父の面倒を見ることになるサヴェージ兄妹。 過去の記憶 罪悪感 父 兄妹 そして自分自身と向き合うことになる。

01c16d7220f4b241198a676611d751c5

happy01甘さも 涙もなく リアルで辛らつなのに何故か 可笑しいのは何故だろう。
それは兄妹がそれぞれに悩みを抱えているごく普通のどこにでもいる人間だから共感できるのだと思う。
人生 スカッと気持ちのいい解決なんて無いに等しい。それでも 日々は続いていくし どうにも格好悪い事の連続なのだ。何とか一日をやり終えてまた新たな中途半端な壁にぶち当たる。最後まで笑いと優しい空気がそこにあったのは ふたりが喧嘩をしながらも仲のいい兄妹だった事。楽しい経験ではなかったけれどラストでは人間的に ふくよかになった二人がいる。フィリップ シーモア ホフマン 、 ローラ リニー上手いです!



パーマネント野ばら      監督 吉田 大八   2010 邦画

315x210

(ストーリー)山あいの小さなパーマ屋 野ばら。 町で一件のこの店には今日も女たちが集まり 亭主の愚痴や下ネタを楽しげに話している。一人娘のももを連れ 出戻ったなお子と母まさ子でこの店をきりもりしている。 なお子の幼馴染のみっちゃんは 浮気旦那と壮絶な戦いを繰り広げ・・またともちゃんは ギャンブルで行方不明の夫を探す毎日。
なお子自身は 理科教師カシマと恋しているが・・・この恋にも悲しい秘密が・・

Sub1_large

weep登場人物の全てが いわゆる 痛い感じなのに 不幸せではない。
この小さな町は荒っぽくて お上品ではないけれど・・優しい。
ラスト近くで なお子の心配をするパンチパーマのおばちゃんたちがここにきて初めて女らしく振り返るワンカット 優しすぎて泣けた。
どんな恋だって無いよりはまし・・ 西原作品にはよくこの台詞を感じる。酷い経験でも無いよりはまし。強く逞しく生きてゆく女たちだからこそ決して不幸せではない。
私的に大好きな「腑抜けども 悲しみの愛を見せろ」の 吉田監督。ドクドクしいけど可笑しいところが監督らしい。



麦の穂をゆらす風        監督 ケンローチ  2006アイルランド イギリス

20061026001fl00001viewrsz150x

(ストーリー) アイルランド独立戦争とその後のアイルランド内戦を背景に英愛条約をめぐって対立する兄弟。 医師としてロンドン行きを決めた弟 ダミアン。心優しい彼だからこそイギリス軍の暴力行為を見ない事にできずやがてIRAのメンバーになる。 
IRAの重要メンバーである兄 ティディ。仲の良い二人の兄弟が戦争という運命によって切り離されてゆく。

325152view001

crying久しぶりのケンローチ監督。巨匠らしく 軸のぶれない壮大な作品だ。
自分と等身大のキャラクターから心を揺らされたり  またこの作品のように時代を超えた人物に心を揺らされたりする事が映画の醍醐味だ。これぞ映画!
歴史の記録としてももちろん素晴らしい。 画面の自然の美しさ・・ そして 何時の時代も戦い イデオロギーの意味や 権力の奪い合いは愚かしい事だと感じさせられる。。同時に今を生きる人間として本当に大切なモノとは・・・・をシンプルに誰もが見つけられたのではないだろうか。戦争によって得るものは確かにある。それでも失ったものは大きすぎて埋める事はできない。

他には・・・
●イカとクジラ  ローラリニーが観たくって・・ここまで家族があからさまだと苦しい!(笑) 
●クリーン(Clean)さすがのマギーチャン。欲望の翼から二十年位たって 凄み増しました!

を観ました!!!! 五月も楽しみ楽しみ!!

|

« 水族館 | トップページ | 我が家のこども作品。 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1386686/39922577

この記事へのトラックバック一覧です: 2011年 4月 映画生活 MEMO:

« 水族館 | トップページ | 我が家のこども作品。 »