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ちょこっと2011年 3月 映画生活 MEMO

こんな時ですが・・〔笑)
勢いをつけるためにも 地震前に観た映画を記録しておく。

突然の歯痛に襲われ歯科へ・・
「歯を食いしばりましたねー  ぐらぐらしてますよー。」と言われる。
うそーーーーー!!
私はホームランバッターか!
と思った矢先 右目のまぶたが定期的に痙攣する。
仕事で多忙をきしていた昔 時々 経験していたが・・顔面にメンタル面でのツケがきたようだ。
ああ。若くないのね。と実感・・震災前三月に観られた映画は3本。
レンタル店の天井が抜け・・四月に入ってからは 一本も観ていない。春なのに春なのに・・

「悪人」 2010邦画   監督  李 相日

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(ストーリー)土木作業員 清水祐一は長崎で暮らす青年。 友人もなく祖父母の面倒をみながら孤独を抱えている。紳士服店に勤める馬込光代は 佐賀で暮らしている。彼女もまた職場と家の往復だけの日々をおくっている。二人は出会い系サイトで出会うが 互いの心の悲鳴を感じあい初めて満ち足りた 関係となる。
しかし・・ 祐一は 殺人を犯していた。出頭をしようとする彼を止めたのは光代。
二人の逃避行が始まった。

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 weep作品のサブタイトルに誰が悪人か・・とある。人を殺めた祐一。もしかしたら自分のために逃避をすすめる光代。 力もないのにプライドの高いボンボン。それにくっついて祐一を馬鹿にし殺されてしまう女。 正しくないかもしれないけれどそれを悪と言い切れるだろうか。誰もが心の中に持つごく普通な感情だ。なにものかのストレスを感じもがきながら日々を生きている。私は どのキャラクターにも自分を見るような気持ちだった。作品のもう反面の見所は彼らをとりまく家族。稚拙な彼らを愛し 彼らの不幸やあやまちを心から嘆き悲しむ。人には言葉で説明にできない本能がある。記者たちの間を抜け バスに乗り込む 祐一の祖母役 樹木 希林。 亡くした娘の幻影と会い頭をなでる柄本明。 脇を固める名優に支えられ 主役の二人の並々ならぬ決意が感じられた。原作は以前 ブログで紹介した「パレード」の吉田修一。 こちらも平凡な人間の心の狂気がテーマになっている。

「シングルマン」  2009米 監督 トム フォード

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(ストーリー)1962年 ロサンゼルス 愛する人を事故で失い 虚無な生活を続けていたジョージは これと決別するため 自死を決める。今日一日を生き抜く事を決め ピストルの弾を用意し 身の回りの整理をし親友 チャーリーに連絡をとり 一つずつを整然と執り行ってゆく。今日を最後にする事で 日々見慣れた風景が少しずつ違ったに見え始める。苦痛な隣家の子供 大学教授としての講義・・ そして再び心根がしっくりとくる人とのふれあい。彼の運命は・・・

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weepグッチやイブ サンローランのクリエイティブデレクターのトムフォードの初監督作品。画面繊細かつ美しさは 唸る物がある。音楽も非常にストーリーと合っていて美しかった。ゲイのお話なのでそのつやっぽさは(特にちょっとギラッとした匂い)は 好き嫌いの分かれるところだが・・私的には 大変好み。モノクロの世界と鮮やかに色ずく瞬間の対比が見事。死を前にある意味捨て身でいながらも大人の男の理性を感じ また台詞で心に響くものが数多かった。

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スーツってのはこう着るのだよ。という男たちの佇まいも美に拘る監督ならでは・・視覚的な事を多く言ってしまったけど人生の全てがぎゅっと詰まった一日を切り取っているのでストーリー的にも感慨深かった。

福島も梅の花が咲き始めている。 今日は雨。 

燐とした花たちは目に見えない物に怯えている様子はない。

他に観た作品

(500)日のサマー  スイートなラブコメと思いきや せつなくスパイスのきいた展開   だった。主演の二人が非常に可愛くて 悲しくすれ違う気持ちがリアルでいい映画です!

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コメント

『悪人』映画館で見ました。
この映画では『誰が悪人かわからない・・・』と思いました。
直接手を出した人が悪人?
そこに到達するように導いた人が本当は悪人では?
けど、じゃあ手を出した人は人のせいにしていいのか?ということになりますね。

結局は自分自身なんですね。
そんなことをなんだかんだと考えた映画でした。

私は映画は映画館で見る人です。今は1000円で見れるレディースデイというものがありますので、喜んで行っております。
昔は時間もお金もなかった・・・子育て中はまずは子供優先でした・・・
森おばちゃまもそうなんでしょうね。
いつかいけるようになったら映画館で好きな映画を見てください。
迫力満点です。
昨日『英国王のスピーチ』をみてきました。
国王の身になってみましたら、つらかったです。
しかし国民にとっては素晴らしい国王じゃなかったかと安堵しました。ヒットラーと戦争をしなければならない運命・・・DVDが出たら見てみてください。

投稿: gone | 2011年4月14日 (木) 11時21分

gone様
おばちゃまはよく映画を観に行かれるようですね。
仲良しのおいちゃんとも行かれるのかな・・羨ましいですう。wildroseさんもよくレディースディを利用されてるみたいで・・私もこれを活用しないてはないなあ・・と今から楽しみにしています。
もともとは私も映画館党です。 ある監督さんが 監督はスクリーン想定で作品を作るから絶対 映画館で見てください。と仰っていました。そうですよねーーー。あの空気感。暗さ。大好きです。仰るように 今は難しいのですが 待っててください!必ず追いつきますからね。 ロードショーの映画を皆で勝手に語り合いましょ。(笑)「英国王のスピーチ」は過去にも何度か映画として製作されている作品で ザッ!アカデミーという大作ですよね。 主演は 私が先月観た「シングルマン」のコリンファースですね。私はあの胸板厚いおじさん体型にややはまってしまったので 必ず観ますね!!
いつも忙しいのに 優しいコメントありがとうございます!

投稿: 森おばさん | 2011年4月14日 (木) 18時53分

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