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映画のおはなし カンヌ編

Epsn0554koroke 庶民の味コロッケ。でも結構手間がかかる。。。

ここ最近の心労を回復すべくDVDを借りてみる。
TUTAYA旧作100円期間なので以前から気になっていた作品をまとめて観ることにした。
親愛なるwildroseさんのレヴューから「善き人のためのソナタ」www.albatros-film.com/movie/yokihitoフロリアン ヘンケル フォン ドナース マルク監督作品。(名前もTHEドイツという感じ・・笑)
しかし本作はベルリンの壁崩壊前の設定ではあるものの決して堅い戦争映画ではなくて
優しい 人と人の繋がりのストーリーだ。(といっても主要人物は現実的には関係性は薄い)反政府に近い芸術家の監視をする事になった大尉。
美しい音楽。 想像力を描きたてられる文学。 知り得なかった真実。そして愛する人。やがて彼は変わっていく・・いや本来の彼に戻っていく。
戦争映画は数知れずあるけれどそれらとはあきらかに異質な作品だった。
自由を選ぶ事のできない究極の状態でも自分らしく生きることはできるのではないかと希望がもてたし 慎ましくても 誇らしく生きていきたいと思わせてくれた。
ドイツ人の監督がこの切り口で作品を作る事自体が難しいと思うけれど緻密に取材されたのだろう・・とってつけたような違和感がなく 過度な説明感がなく 感じる事それを観る側に託してくれているような信頼を感じた。とても若い監督!この世代の監督だからこそ創れたのかもしれない。
観終わった後に小さいけれど爽快な風がふいた。個人的にはヴィースラー大尉がゲオルクの書斎からブレヒトの本を拝借しソファで読んでいるシーンが好きだ。
心残る作品をありがとうございます。

そして「縞模様のパジャマの少年」www.movies.co.jp/pyjamasマークハーマン監督作品。こちらは第二次世界大戦下のホロコーストを二人の少年の友情を主軸に描かれた作品。
誰もが当事の悲惨な物語に数多く出会っていると思うけれどこの作品の90パーセントは可愛い子供の幼い友情シーンで出来ている。残り10パーセントでいきなり(このフィクションの中の真実)に引きずり込まれるのだ。個人的には戦争という真実が描きたかったのなら
子供をここまで無垢な対象としなくてもよかったのではないかと後味が悪い。
主人公のブルーノの父は軍人だけど実の母は政府に批判的 例えば こちらの関係性を深く描く方がリアリティがある気がするんだけど・・ラストに近づくにつれ「どうぞ・・それだけは・・」と祈るような気持ちになったがある意味それが成功なのかもしれない。「カッコーの巣の上で」のような衝撃はあるけれどエンターテーメントとして観ていいのか不安になる。とはいえ概ね評価は上々のようだ。マークハーマン監督作品でいえば炭鉱夫の楽隊を描いた「ブラス!」のほうが好きだった。

 

「潜水服は蝶の夢を見る」www.chou-no-yume.comジュリアンシュナーベル監督作品。
実在のエル編集長ジャン=ドー人生を確固よく謳歌している男性に突然襲い掛かった全身麻痺という悲劇。動かせるのは左眼のみ。そして記憶力と想像力。
全編を通してお涙頂戴感がまったくなく深刻でありながら明るく ユーモアもあってお洒落なパリらしくよかったと思う。音楽も大好きなトムウエイツの「オール ザ ワールド イズ グリーン」やU2の「ウルトラヴァイオレット」が流れたりして・・・
一つだけやっぱりフランス男はしょうがないなーと感じたのは ベッドサイドでお世話をする
元内縁の妻の前で恋人に「毎日待ってる」と伝えさせるシーン。ここにきても自分流を通すんだなこれが・・

DVDについているお知らせ宣伝映像で気がついたのだけど 皆なんらかの形でカンヌ映画祭に関わった監督だ。
2年前にカンヌ60年祭の記念に作られた「それぞれのシネマ」 ショートムービーには北野武監督をはじめ今や巨匠といわれている監督が勢揃いだ。
「ブルーベルベット」のデビットリンチ 「パリテキサス」のヴィムベンダース 「初恋のきた道」のチャンイーモウ 「北京ヴァイオリン」のチェンカイコー 大好きな「グット ウィル ハンティン」のガスヴァン サント 「ダンサーインザダーク」のラースフォントリアー 「ブエノスアイレス」のウオンカーウアイ カウリスマキ キアロスタミ監督と・・
ちょうど20年前私が夢中で映画を観ていた監督が今や巨匠!
若かった監督も歳をとる。今回観た映画の監督もウン十年後には巨匠といわれるに違いない。
Epsn0550tidysmoll ミニティディベアフリマなどで安いのを見つけ 少しずつ集めているうちにぎゅうぎゅうに・・

Epsn0551tidy_big青い目のティディを知人に作ってもらった。

※アドレス部分クリックで詳細サイトが見れます。

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コメント

今回はいつも書こうと思って書いていなかった写真にからませてくださいね。
人格(熊格?)があるかのようなたくさんの子達ですね。本当にテディベアは、特別な気がします。
古ければ古いほど、企画が違えば違っていても、なにかが訴えてくるテディベアですね。これだけ集めて飾る歴史が素敵に感じます。。。
拡大クリック押して見ましたが、ジーンとしました。
この間お嬢さんが作って売ったというアニメのキャラも
ジーンときました。
そこに書いてあった森おばさんのコメントもちょうど良い距離感という感じで、良いお母さんしてますね。

投稿: yukoeden | 2010年10月 3日 (日) 16時29分

yukoeden様
那須高原にティディベア美術館というのがあって
皆 アンティークばかりでとても手の届かない
物ばかりなのですが 目の保養になりました。
ドイツのシュタイフ社(?)の物や やっぱり歴史やそれを子供に与えたエピソードも沢山あって絵本を見ている感じ・・
いつも私にはすぎる言葉をいただいて恐縮してます。本当のところ・・全然イイお母さんからはほど遠い私です。昨日も双子アニが予想もつかない行動でヒーターを倒し怪我をしました。(たいした事なかったんですけど)驚きのあまり・・
「あなたは幼稚園生といっしょなの?考えなさい!あなたは双子オトウトの残りかすなの?」なんて言ってはいけない事をつい・・いってしまいました。後悔先に立たず・・酷いですよねー。
失敗ばかりです。
ところでフィギア。素晴らしい実況ありがとうございます。シーズンスタートで楽しみです。

投稿: 森おばさん | 2010年10月 4日 (月) 08時05分

テディベア達は、そうそう、絵本のようなのです。長く大事にされる前提のようなものがあって、その子が来たときや、その子との思い出が(決して安くないものだからこそ)、大切に作られていくので、ひとつひとつの「子」が、表情を持って来るのだと思います。
森おばさんは、ブログに子供の1番に好きにあげられていることをお書きになっていましたね。
それから、映画の感想で、きれいかわいいではなく、どろどろしたようなものも、見るということも・・・。
対ヒトは、肯定はとても大切だとは思いますが、私が、森おばさんに魅力を感じるところは、多分クールな問題提起ができるところなんですよ。だからおちゃめな感じでチャーミングなお母さんなのではないかと思います。
ヒーターを倒してケガをしたので、怒るのは愛情以外何物でもありません。この場合はまさしくそうですよね。そして、たまに母親にもつっこまれるということがあってもいいのではないでしょうか。だって、世の中きびしいですもの。免疫も少しだけならつけとかなくちゃですよね。(笑)言葉以上に大切なのは行動だと思いますが、手作りの様々な物・・・お弁当も・・・が子供達に言葉以上の愛を・・・言葉も大切だけど・・・与えていらっしゃると感じてます。

投稿: yukoeden | 2010年10月 4日 (月) 13時31分

yukoeden様
なんだかすごーく救われます。ありがとう。
後悔したのは 正直少々疲れ気味で私情が自覚できたからです。(笑)いいわけですが夫の友人でプロのカメラマンがいるのですが 彼の兄が東大大学院卒という華麗なる経歴をお持ちで「僕は アニキの絞り粕。」といってたのがいたく可笑しく記憶に残っていたからなんです。この笑いの前提にはカメラという仕事が大学院より難しい気がしたからなんですけどね。
まあ双子はそんな輝かしいものは期待してないけど。(笑)シャレにするには早いですよねー。
yukoedenさんは優しい方ですね。
双子アニですが一応レントゲンをとってきました。メンタル面が弱いので。おかげ様で異常なしでした。(笑)

投稿: 森おばさん | 2010年10月 4日 (月) 18時13分

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