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情けなく しょーもなく ダークグレー

Epsn0278_3 ←(今日は七夕。幼稚園で作った飾り)

大変 おくればせながら「純喫茶 磯辺」を観た。happy01
現在 公開中の同監督作品「さんかく」の宣伝で監督自身がテレビ出演されており、その若さとテーマの面白さに興味を持った。
「人間のどーしよーもない所を描きたい。」とおっしゃっていたと思うが・・
コメディーでありながらせつない・・本当。しょーもないけどあるでしょ?こんな気持ち?と・・笑ってしまう。
新作も不器用な彼女と天真爛漫な彼女の妹の間をゆれる駄目男が主人公らしい。

もはや大作家となってしまいましたが西川美和監督の「ゆれる」
凄い!と うなってしまう作品の一つ。
前作の「蛇イチゴ」も素晴らしかったのだが・・「ゆれる」では私自身ゆれまくりまくった。(笑)
ずっと昔に見たテレビで監督が「人間のグレーゾーンを描きたい。」とおっしゃっていた記憶がある。

情けないところ。coldsweats01
グレーなところ。typhoon
できれば隠しておきたい部分に違いない。
少なくとも私の世代は 嫉妬 妬み 理屈なきふしだら。は学校では話せなかったような気がする。
それでも 呑気な私でもうんと若い頃からマイナスなこころはもっていたし
どんなに手を伸ばしても届かない物がある事も それを水溜りを飛び越えるように軽やかにクリアしていく人がいる事も受け止めていた。
学校は 不条理 を学ぶところと勝手に思って 「行きたくないなー」と思っても
不良にも優等生にもなれずにいつも笑っているようなそんな生徒だった。

ずっと隠し持っていたタブーを私より若い監督が映画という形でドドンと色んな人に観てもらっている。(笑)
本当に素晴らしい事だ。それが物を作る事のひとつの意味だと思う。

純文学の世界は多くはこの情けなくグレーをテーマにしている気がする。
それでも設定が現代ではなく 子供だった私には 体現的に受け止められなかったところがあった。
ほっとした一番の記憶といえば 山田詠美 の「蝶々の纏足」を読んだ時。
「纏足」とは足を成長しないように押し込める靴?(中国雑技団で使われていた)
の事だったと思う。

持ってはいけないような気持ちは誰もが持つもの。
若い世代の人たちがさらに若い人たちに「大丈夫だぜ。」と伝えて欲しいな・・
と思う。

Epsn0273_2 ←(拾った籐ケースとリサイクル店で見つけた500円バック)

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